Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’03’97

本日のお昼間は、変則的にジムに。昨日の臨時休業は、僕自身のリズムも崩れてしまうので月会費を求めておられる機関は 可能な限り変化は控えていただきたいな・・・・。
ちなみに今週の金曜日の祝日なのですが、平素は休業をいただくのですが深夜帯には営業を臨時でさせていただきます。もし、お考えの方はお電話いただけたら幸いです。とは言いながらも、もう明日のことなので遅すぎるかと思いますが・・・・・。
で昨夜のパワフルな2本は
・Caberbet Shiraz’03 Tapanappa Whalebone Vineyard Bollinger & Lynch Bages
・Chateau Faugeres’97 St Emilion

前半からダイレクトメールの僅かながらの効果も見て取れる瞬間もございましたが、6年ぶりと言われるとお人の気まぐれとも感じられる消費者の心理は様々で。
終盤にかけてのドクターは、研修医の部下の方をお連れになられて正にワインの中では男酒のスタイル銘柄を。
シラーズのご指定があられると、まあ色々と思惑を感じ取れることがソムリエとしても大切かと。綺麗どころを伴われる瞬間はブルゴーニュであったりと言う印象がある場合は その意図を汲む必要性が。
ですが、このボルドーのシャトー・ランシュ バージュとシャンパーニュのボランジェが共同で仕上げるオーストラリアの逸品は 幾分ニューワールドの価格帯でもありながらも味わいは ただ単にパワフルなだけのシラーズとは異なる優雅な逸品で。ただ、残念なのはファースト・リリースのヴィンテージでも’03ですのでこれ以上は遡れない・・・・。流石に花粉症のお薬の影響もあるのか?この手の銘柄は酔いが早い段階で回り始めてしまうのです。
足りない分はグラスで!とのご所望も結局は僕も含めると750mlなんかはあっと言う間なのです。この位の飲み手になられるとグラスワインを呑み込まれる方の酒量などは有ってないようなものかと。
サンテミリヨンの優良なシャトーのフォジェール、’97は中庸なヴィンテージながらもモダンに仕上げる造り手達は流石に柔らかいながらも纏まった味わいを放つスタイルをこの段階で感じさせる銘柄が多く。このサンテミリヨンのグラン・クリュも、やはりと言うかボルドーエスプリを感じさせる明らかに洗練されたバランスかと。
結局、今宵も何だかんだと肝臓は休まりませんが 数字的にはまだまだ3月の目標にはほど遠い・・。

               Sommelier R.Imamura