Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’97’93’82’71’66

本日のお昼間は、ジムが臨時の休館日だったので 春休みが始まった次男とゆっくりと。6歳児の彼にとってみれば愛犬はなちゃんは、生きている玩具みたいなもので犬の方が疲れ切るようなシーンも多々見受けますが良き意味で情操教育になっているば良いのですが。
そしてお話には聞いていましたが、はなちゃんに遂にやられました・・・・。革製品が好きだとは聞いていたのですが、僕の革のコートや鞄なんかには手は出していなかったので大丈夫かと思っていたのですがスウェットながらもボタンに革の細工ボタンが付けられた上着なのですが噛みしだかれており・・・・。
これからは、迂闊にダインニングの椅子には掛けれないな。
で昨夜の久々の方々も
・Pommard’82 Jean Michelot
・Gevrey Chambertin 1er’93 Des Varoilles
・Gevrey Chambertin Clos des Varoilles’71 Des Varoilles
・Chateau Le Gay’66 Pomerol
・Almaviva’97 Concha y Toro & Baron Philippe

中盤から福の神のTシェフご夫婦のご利用で。奥様とは、初めてに近い感じの会話になりましたが天然キャラでお料理人さんの奥様にはぴったりなのでしょう。
ジャン・ミシュロのポマール’82も手持ちは僅かになりつつありますが、こんな時にはお利口なプライスで 相応の熟成感が楽しめる上質なブルゴーニュかと。
昨年末以来のお越しに有り難い限りでしたが、どうやら脳梗塞をやられていたそうで。非常にお元気そうなお姿に安堵いたしましたが、相変わらずの飲みっぷりに これからは1日でも長く美味しくワインを飲めるお体にご自愛していただきたく。
取引先の銀行さんを何時ものようにご接待返しのように。
ブルゴーニュの’93’71のジュヴレのプルミエを比較しながら、しかもどちらもヴァロワイユにものと言うのも面白味があるのでは?明らかに20年ぐらいでは大きな満足感は得られないのです・・・。だからこそ’71の非常に熟れた透き通るようなガーネットのクロ・ド・ヴァロワイユの存在意義がクローズアップされるかと。6本の手持ちのヴァロワイユ’71も残すところ1本の在庫に。大切にリストに入れていきましょう。
〆は’66のボルドーも。ブルゴーニュで纏めたかったのも本音ですが、この位にヴィンテージでしたらボルドーでもしなやかに甘みを感じていただける上質なメルローで。最終のグラッパまで、飲みっぷりは還暦を超えておられる方とは思えない流石の・・・・。
そのムッシュのどうやら集中治療室のサポートをされたそうだったようで。狭い京都ですがお連れの看護婦さんは、そんなお話も。
パワフルなカベルネ・ソーヴィニヨンが、やはりお好みのようで結局グラスを何杯か呑み込まれた後にお勧めの好色漢も。現行ヴィンテージの価格の高騰もありますが、お値打ちのチリのプレミアム・ワインは それにしても上手に仕上げられている。そんな印象かな?

          Sommelier R.Imamura