Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’94’91’85

本日のお昼間と言うか午前中から 僅かな睡眠時間で次男の幼稚園の卒園式に。最近、着慣れないスーツにネクタイを締め 意外な渋滞にイライラしながらも無事間に合いましたが・・・・・・。
年長さんの男の子の中では、やっぱり結局息子は一番小さな子でしたが、ほとんどお休みすることなく卒園させていただき多少なりとも成長も感じさせられました。
また、うちの子は長男の幼稚園もそうだったのですが 次男の幼稚園も彼らの卒園が最後の園児で閉園になります。88周年の歴史の有る東福寺さんの経営による、幼稚園でしたが残念ですね。親御さんたちからも色々な思惑も感じられましたが、この18年間を支えた副園長さんの(61歳だそうです)立ち居振る舞いが印象的でした。最後は、まだまだ頑張られるとのことで バイタリティの有られる方だと僕自身も力をいただきました。
まあ、幼稚園経営もビジネスですからね 致し方ないかな・・・・・。ま、子面たちには関係ないのですが4月からの小学校ではほとんど一緒にはなれないようですので 何時かまた中学校や高校で再会を果たすことがあれば また面白いのかな。
で昨夜の久々のお越しは
・Aloxe Corton 1er Blanc’94 Faiveley
・Santenay La Maladiere’85 Vincent Girardin
・Barolo Conteisa Cerequio’91 Gromis Distribuzione Selection Gaja

前半から最小ゲストが入れ替わり立ち代わりで、微妙な展開ながらも こんな形でもご利用は有り難い。ただ、どうやら昨夜も縄手通りは閑散としていたようでご心配をおかけいたしますが この辺は難しいな。
結局、本来の動きはやはり1:00以降になってしまい。
1年半ぶりですよ、懇意にさせていただく鰻屋さんのオーナーさんは ほとんどがシンガポールでのビジネスに集中されておられるようで。
ブルゴーニュの赤白1本づつになられましたが、白は’94でも気が付けば20年の熟成か。シャルルマーニュにはなれないけども、近場のエリアのプルミエからのフェヴレイのアロースは並みの造り手の白髭よりは濃密で芳醇な甘みが上質で。
赤は’85のジラルダンのサントネイのプルミエ、これがまたすれすれと言う表現がぴったりの薄美味の正に繊細なブルゴーニュを体現するような逸品だった。’85と言えば偉大なヴィンテージなので、もっともっとゴージャスな味わいをイメージしますが このやや弱い味わいのアペラシオンならではの極上の優美さをはっきりと。
ワイン相変わらずでしたが、ムッシュもお人柄は相変わらずで お帰りの際は微妙に見てはいけないものを見てしまったような晩でしたが・・・・・・。
先日、若い同業のソムリエさんからご紹介いただいた ソムリエさんですが 機会をみつけていただきご利用いただけるのは本当に嬉しき限りです。
彼は、先日のお名刺にイタリアソムリエ協会のライセンスもお持ちの旨が記載されておりましたので今宵はイタリアを。
昨夜の僕の選択肢の3本の中でもどうやらテイスティング経験の無い銘柄もあられたようなのでピエモンテを。ガヤのセレクションによるものですが、彼の仕込んだものにも大きくは差の無い味わい深いスミレの香りを放つ熟成感も楽しめるバローロのチェレクイオ’91。
どうしても短いカウンターながら、デキャンタを注ぎにいけずタイミングを逸したことをお許し下さい。これに懲りずまたまたご利用を心より。
                    Sommelier R.Imamura