Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Brunello

本日のお昼間は昨夜からの懸案の対応に心を割いた。気がつかなかった昨夜の悲痛な携帯への留守電。先日お渡ししたワインのご利用が咲夜だったこともありましたが携帯は気にしていなかった。このことすら申し訳ない。もちろん、大切な顧客からご紹介いただき色々なご縁もいただいたムッシュだけに誠心誠意の対応を心がけましたし 再度の機会があるならば必ず今回をリカバリー出来るだけの対応をさせていただく所存です。
で昨夜のこれまたご縁の深夜は
・Brunello di Montalcino Reserva’93 Biondi Santi

こちらは何時ものムッシュですが、先の方をご紹介いただけた方だけにこのあたりにも狭い世間のご縁も否応がなく感じさせられてしまう。だからこそ大切な顧客に対する気持ちは、初心を忘れてはいけないのですが。
深夜まで動きがなかった昨夜でもあり、後半に飲み込む〆のムートンのマールは染み入る味わいでしたがその前のイタリアの至宝も勿論。
珍しくお連れ様は、イタリアをおっしゃられたのですがお話ではバローロをとのことでしたので選択肢はバローロバルバレスコもお持ちしたのですがフィレンツェの逸品に目が向けられ。
ブルネロ・ディ・モンタルチーノを造ったのは彼であるのビオンディ・サンティ、こちらのボトルももうかれこれ10年以上前に個人的に手に入れ自宅のセラーでエージングさせたボトル。当然ながらトラブルもなく完璧な状態に近い1本で。
その為もありましたが、先日の同じ条件のシャトー・マルゴー’95よりもがっちりと引き締まった味わいはリゼルヴァと言うことも含めて感じられ。デキャンタージュで徐々にその濃縮した柘榴の味わいが現れ始め、何時もながらご一緒させていただく僕自身もこの僅か15年ほどの時間の流れではありますが感慨も。
そう言えば先日イタリア・ワインのテレビ番組があり、何の気なしに見た際の登場人物がこの造り手でした。まま、トスカーナの造り手を語る上では欠かせないものでしょうが。ちなみに’97リゼルヴァですら現地価格で¥80、000−ほどが掲げられておりましたが、どうかな〜。

          Sommelier R.Imamura