Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ミュジニほどではないけども

また一人偉大なワインの造り手の悲報が。ヴェネチアのジュゼッペ・クインタレッリ、アマローネの特別な造り手で個人的にも憧れも抱き続けたもので。
手書きで書かれたエチケットと凝縮されながらもなおエレガントな酒質にイタリアの中でもバローロバルバレスコに次いで好みのスタイルかな。
’88のアマローネは、一昨年ぐらいにトライ出来た思い出深い1本ですが今や手持ちは’86のアマービレ(甘口)が。また、偶然ながらも’93のヴァルポリチェッラを先月西村さんから分けていただいたのも何かのご縁かもしれない。ご冥福を。
で昨夜のシャンボールは
・Chambolle Musigny’78 Leroy
何とも閑散とする今週頭は中だるみを先週同様に痛感しております。今宵も待てども待てどもでしたが、やはり深夜に。
相変わらずの入れ込みよう、と言ったら失礼かもしれませんがほどほどにまた可能な限り男気を見せられるところは個人的には好きな所です。ですが、以前もそんなこともあったような・・・・・。
で今宵も先のお手持ちのドルーアンのミュジニ’81を既に堪能されたようで。そんな流れでの村名は、如何なお勧めだったかもしれませんがムッシュ曰くやはり余韻が全然異なるようで。
ですがですが、それもご理解された上でのルロワのシャンボールは偉大な’78で。奇しくも年末に扱わせていただき捨てていなかったヴォギュエの’81のシャンボールの空きボトルを眺めながら飲むネゴシアンのルロワもまた一興かと。
オリーブをすり潰した香りにモカのニュアンスが入り混じり繊細な味わいは流石の’78で。

                     Sommelier R.Imamura