Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

イタリアンな晩

本日のお昼間は、無事お泊まりから帰宅した長男は代休で。そろそろ子供たちはクリスマスとお年玉の欲望がマックスになりつつありますが、やっぱり欲しいのはゲームですか・・・・。管理が何処まで出来るかが課題ですが、お友達のほとんどが所有しているような話も気がかりですが・・・・。
そして久々のワインのお届けも。今回は、ほとんどがボルドーが中心というのも面白みですが。
まずはブルゴーニュが1種だけですがカミュのシャルム・シャンベルタンの’86が。比較的リーズナブルな造り手ではありますが、この位の熟成にグラン・クリュは中々なのですよ。
ボルドーからは白では、マグナムのラ・ルヴィエール’00にラヴィーユ・オーブリオンの’84を。
赤では’88のグラーヴのマラルティック・ラグラヴィエール、’83では同じくグラーヴのラ・ルヴィエール、’71ではマルゴーのデュルフォール・ヴィヴァン、そして’66でレ・カルム・オーブリオンにサンテミリオンのレルミタージュまで。
インデントの逸品達ですが、高騰するボルドーの中ではいぶし銀のシャトーばかりかと。
で昨夜のイタリアンの晩は
・Brunello di Montalcino Pian delle Vigne’96 Antinori
・Rosso del Sebino’95 Mauriziozanella Ca del Bosco
・Almaviva’97 Baron Philippe & Concha y Toro
・Barolo’61 Marchesi di Barolo

前半から12月のスタートとしては悪くない展開ではありましたが、中々疲れも隠せない展開でも。
イタリアンのボトルを先月の特集でしたが、やや遅れてご利用いただけるような形に。
久々のムッシュは相変わらずのご同伴にて。どうやら先ごろまでアレルギーの症状に悩まされていたようで。その為でもあったのかな?何時もながら短時間の勝負でもありましたが、アンティノリの上質なブルネッロ、’96はかなりしなやかな姿に熟成していたな。やはり、ここを見越した造り手の技量がはっきりと見え隠れいたします。
こちらも久々のムッシュでしたが、こちらも相変わらず慌ただしい・・・・。希少なボトルも口を付けただけでお席を・・・・。グラス対応のアイテムではなかったですが、致し方ない・・・・。
ロンバルディアの赤の最上級クラスかな?クルーニーがお好みの銘柄らしいですが、こちらは先のブルネッロよりもまだ幾分がっちりとも。ボルドー・スタイルの長命さも見て取れ、結果残りの部分は今夜あたりから芳醇にお楽しみいただけるかと!如何でしょうかね?
こちらも少しだけ間は空きましたが、ドクターのお二人で。こちらも変わらず、正にアルマヴィーヴァなお人柄でしたが16年の熟成でも個人的にはこの手の味わいは酔う・・・・。どこまでもパワフルにして濃密。もちろん、かなり上質な1本でもあります。
〆は、またまたイタリアにて。
どうやらお誕生日のお祝いも兼ねてだったようですが、このくらいのオールドでお楽しみを。’61のバローロ、リコルクは為されておりましたが現時点ではその方がこのバローロにはセイフティな点もあったかな。やや硬さが余韻にしっかりと残っておりました、澱の多さも予想通りでしたので敢えてのデキャンタージュにて。クラッシックなネッビオーロは、ブルゴーニュにも似通う素晴らしい複雑味も。このマルケージもまたお買い得な1本に思えます。

              Sommelier R.Imamura