Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’89

本日のお昼間は、バタバタとお役所周りを。店舗什器が対応年数を超えております、まあ15年以上の使用になりますので電気製品の寿命も見え隠れなのですがそれでも何の問題も無く頑張ってくれているので正直買い替えには難色を示していたのですが・・・・。ですが、その理由としても保守契約でしっかりとメンテナンスをしてくれている業者さんの存在も裏にはありますので結局彼らのご提案を受ける形になりましたが洗浄機を新調しようかと。そこに京都府補助金が掲げられているのでしすが書類集めに税務署に法務局と一気に。真夏のような暑さの中でシトロエンの社内はエアコン18°設定ながらもTシャツの背中はうっすらと汗ばむ運転ですが、それ以上にやはり先日のこすってしまった傷跡が痛々しい・・・・・。
補助金が申請通り通るかどうかは解りませんが、やってみるだけは。最大の目的は洗浄機ももちろん必要なのですが、僕にとっては資産にもなるウォークイン・ワインセラーのメンテナンスも合わせてしっかり見ていただけること。これが非常に生命線なのです。
で長々ではありましたが、やはり週頭は閑散と・・・・
・Tokay Pinot Gris”Hugel” Cuvee Tradition’89 Hugel
先週末のリーデルのソムリエ・シリーズのグラスが洗浄されずに残されておりましたが、流石に土曜は高価なグラスを洗う気概は無かった・・・・。久々に店舗のソファーで、寝入ってしまったので。
中盤からお越しの男性陣ですが、若い同業者さんの方々かな?珍しくボトルになられたのはお三方だったことも有りましょう。
リストの中から選ばれたのがアルザスでしたので比較的セラーな中からは見つけやすく。ボトルの形状が他のエリアよりも背が高いデザインの為、積み上げたり地べたには置きにくく比較的限定されたエリアに集められているので。
ヒューゲルのキュヴェ・セレクション、この造り手は創業年が1639年だなんて・・・・。このヴィンテージが350周年の記念のヴァンダンジュでありエチケットにも記載されておりましたが、熟成して一段と淡い薄甘口に柔らかいバランスが見えてきたピノ・グリ。珠には、ほっこりとこんな白ワインも個人的にも好きです。
追悼として、享年55歳でしたかソムリエールの代表格の方の早すぎることに心より冥福を。

             Sommelier R.Imamura