Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

新年はComtes’89から

休日は子供たちの冬休みの最後の日曜日でしたが、だらだらとあっという間に。夜のこのところ恒例になりつつある あのマグロの初競りのドキュメンタリーの番組も非常に興味深く見つめてしまいます。軽く1億を超えてしまうことと、やはり親子鷹と言いますか星を得る男は違うのだな!と思わず頷いてしまいましたが、家族の皆様はマグロの重量がお父さんと同じだ!と歓喜していたのが げっそりとさせられました・・・・・。
そして、そんなことが有ったからではありませんが 本日の朝から6:30に起床して長男を叩き起し稲荷山の頂上へと所要時間1時間30分きっちりでした。それにしても体力の低下は否めません、息も荒く長男に負けそうな展開でした。
で先週末の新年スタートの贅沢なシャンパーニュ
・Pommard Les Rugiens’81 F.Gaunoux
・Rindo’07 Kenzo Estate
・Pommard Epenots’83 Louis Latour
・Taittinger Comtes Champagne’89
・Chateau La Pointe’81 Pomerol
新年のスタートは、ゆっくりながらも何時もの顧客の方々から新たなゲストも。やはりお人が休まれている時に働くことで新たなチャンスも到来することも。そして新年のご挨拶のようにお越しの歯科医の皆様のお陰で金曜の憂いは晴れた気もいたします。
お越しになられてから直ぐに名刺交換をしていただけ、名前でお話するお人柄も印象は良く。
お連れのマダムのご指定でのブルゴーニュでしたが、ゴヌーのリュジアンの’81。このヴィンテージはブルゴーニュでは最近どうも希少な気が。流石のしなやかさに ややひねた香りが印象的な1本ですがこれもまた持ち味で。
どちらかと言うとこちらの方がお好みだったかもしれません、ケンゾーエステイトのリンド’07。たっぷりな果実の塊に僕は圧倒されますが・・・・・。
結局最終的には飲めない!と言いながら合流された歯科医の皆様でしたが、十分に飲み込んでおられたような。
ルイ・ラトゥールのこちらはポマールでもエプノの’83、序盤はやや硬さも感じられましたが最後の1杯あたりで前回の熟成感なのです やはりやや早めの飲み込みかただったかな。
こちらも 個人的にはやや若さが気にはなりましたが流石のコント。’89の高貴なシャルドネの味わいは新年の華やかさを彩る1本には申し分ない銘柄。テタンジェは昨年の新年会でコレクション’88をお試しいただきご縁も濃く感じさせられた切掛だったかと。ただ、やはりブレンドの妙をコレクションでは何時も感じられずにはいられないな・・・・・。ブラン・ド・ブランは強固なミネラルが。
〆はボルドーも。メルローの柔らかいスタイルですが、やはり個人的には今年も変わらずオールド・ヴィンテージを基本としながらビジネスを展開させていただきたい。若いワインの楽しみも理解いたしますが、やはりこう言った時を経たノスタルジーがオールド・ヴィンテージには。
ささ、今宵から皆様もお仕事スタートですかね。新年会を兼ねたご利用がいただければ幸いです。

                  Sommelier R.Imamura