Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’94’93’87’52

本日のお昼間は、週頭から日中はやや暖かさも感じておりましたので狙っておりました。新年初の走り染めを。2月には今年も恐怖の花粉の飛散もあるでしょうから、跨がれる時には可能な限りのつもりですが今日もキック2初の始動の愛車のトライアンフ・ボンネビル’66です。軽く近所を流すだけですが、気分転換にはうってつけで。
そして、自宅前を流れる琵琶湖の疎水の水が今年も早々に抜かれております。相変わらず微妙な香りが漂いますが、今年は疎水に捨てられる不法投棄が少なく思います。例年ひどいものでは扇風機や原付など信じられないものもありましたが・・・・。今年は綺麗なもので、モラル改善は喜ばしいことです。
で昨夜の皆様の仕事始めでもあり祇園町の皆様もお仕事始めでしたでしょうから
・Alfred Gratien Brut’52
・Fixen Blanc’93 Louis Jado
・Morey Saint Denis La Forge’94 Mommessin
・Volnay Clos de la Bousse d’Or’87 La Pousse d’Or
出勤時から新年を華やかに彩る感じのお着物姿が所々で見受けられましたが、祇園町でもお姉さん方や芸妓さん方も本格的に始動される晩で。
新年のご挨拶も兼ねてお越しいただけたお二人は、僅か所要時間30分ほどで甘えさせていただく形に。ハーフのシャンパーニュのご所望でしたが、贅沢なものをお持ちしてしまい。アルフレッド・グラシアンの’52、完全にシェリー化はしておりますが流石の深みのステージに到達しておりトパーズの色合いは吸い込まれそうな程の神格的な1本。があっという間の僅かな時間で。
18:00ごろのニュースではっきりと映られていた芸妓さんは、早着替えでお洋服のお姿でプライヴぇーとのご利用を。こちらにも今年も変わらないお付き合いをお願いしたい限りです。何時も通りのブルゴーニュの白ですが、このジャドのフィサンの白は珍しくまた熟成した’93はこのアペラシオン最北のエリアとは言え素晴らしいコクを持ち、ゆっくりと味わい積もるお話に寄り添う素敵な1本。
こちらも新年のご挨拶は大晦日にさせていただきましたが、これもまた切り替えて。今宵は社員の核になられる方々の手厳しいお話もありましたが、これもまた今年の更なる飛躍が期待されます。
クロ・ド・タールのセカンド的扱いながらもプルミエ・クリュの逸品のラ・フォルジュ、’94は現時点では果実感を楽しむ段階で。次の1本へと進むには最適のボトルと言えば贅沢かな。
そして2本目は、信頼のプス・ドール。’87のブス・ドールは飲み頃を迎えつつあり、ほっこりと感じられるマロンの味わいが余韻に綺麗に含まれます。畑名ですったもんだが有ったこのプス・ドールのブス・ドール、ロマネ・コンティは確かに別格ではありますがここにも許されてもよかったような気もいたしますが・・・・・。

                        Sommelie R.Imamura