Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’90’82’79

本日のお昼間は、たて続けのワイン商の方々からのオファーに昼食後はバタバタと。やはり、中々思う所の銘柄は手に入らないタイミングも今回は珍しいシャトー・シャロンの熟成やムートンの’70マグナムなど。特にムートンは直ぐにお電話差し上げて一度は大丈夫とのお返事をいただいていたのですがどうやら他のお電話でのやり取りで結局いただけませんでした・・・・・。シャガールのマグナムはきっと良いお商売が為される予感があったのですが。
で昨夜の久々のらしい銘柄の晩は
・Chateau Talbot’82 St Julien
・Morey Saint Denis’90 Dujac
・Vosne Romanee’79 Louis Jado
この晩も中盤までは本当に。秋の気配も朝晩は見えて来ておりますが、日中の暑さにまだまだお人の出は芳しくないかな?祇園町の流れも穏やかなもののような気もしますが限られたお店だけなのでしょうか。
先日のお誕生日のお花のお礼も兼ねたお越しにお人柄を感じさせます。一保堂のお茶もまたまた有難うございます。
ほんの20分ほどのお時間ですが、ハーフでこれはこれで上質な1本を。ボルドーの’82は、やはり偉大なヴィンテージ ハーフですら未だにがっちりとした筋肉質なスタイルでデキャンタージュをすることで甘みをしっかりと湛え出します。余りにも短いお時間ではありましたが、こんな手持ちもまた選択肢を楽しくさせます。
深夜のムッシュは、しばしのお待ち合わせに。デュジャック、ドメーヌものは個人的にも寵愛するべくものが非常に多く少なからず熟成したボトルは中々見つからないものです。この’90は、以前も何本か試す機会がございましたが今回は意外にもやや熱のニュアンスも感じさせながらも徐々に甘みを。ただただ、次のボトルでこのワインもまだまだ早い抜栓だったと感じさせられます。
2本目ははっきりと違いを感じていただきたい。そんな流れで’79を。手持ちの最後のボトルのジャドのヴォーヌ・ロマネでしたが、6本目ともなると安心感は間違えなく。個人的には明らかに感じることの出来る熟成したトリュフの香りにやはりブルゴーニュは30年くらいの静かに待ってあげる忍耐力が必要かな・・・・・。

                    Sommelier R.Imamura