Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

8月はゆっくりと

本日のお昼間は、お届けいただいたワインに起こされる形に。11:00ごろでしたが、本日はジムの予定もなかったのでゆっくりとベットにしがみ付きたかったのですが配送業者さんのお気持ちも理解出来ます執拗にチャイムを鳴らされていましたが。
で、今回の納品は待ちわびておりましたトスカーナの上質なキャンティ・クラシコ’98のランポッラ。先日、グラス・リストから同じくトスカーナのボルゲリの逸品のパレオ’00が終売になっていただけにそこそこ味わいがこなれたイタリアの銘柄が欲しかったところです。グラスで¥1,600−ですが如何かな?
また、先月に届けられたボトルのご紹介が出来ておりませんでしたので。
ブルゴーニュの白からは、コルトン・シャルルマーニュで’00のジャドは非常に重厚なボトルで。’91のマルトレイは今年前半でしたかね?少し硬さも残しておりましたが。
ソゼのピュリニ・ペリエール’85はまたまた贅沢なアイテムです、やはり彼のボトルはどうしてもエチケットが以前のものにしか触手が動かない。
ブルゴーニュの赤からは、’83のヴォアリックのアロース・コルトンに’91のムルソーボワイエ・マルトノ。同じくムルソーのミシュロの’82と赤にもムルソーがございます。
ルーアンからは’76のシャンボールのプルミエのマグナムに’73のペルナン、’69のサントネイは3本もとれました。
ローヌからはジャック・レイノーのフォンサレットの白の偉大な’90を。
貴腐では’86のフィロに’84のイケム、どちらもリュル・サリュース伯爵の興味深い逸品で。
で昨夜の8月のスタートはオリンピックもありましたが、ゆっくりと
・Volnay Santenots du Milieu’99 Francois Mikulski
4月にご接待の交際費が完全に消滅されてからは、先だってご入金いただいていたご予算でのご利用が続いておりましたが今回からは。
何時もながらのボランジェにヴァイルのリースリングを舐められながらも後半に牛ほほ肉の赤ワイン煮を召されたので偶には赤ワインも。比較的、酒量は多くは無い方ではありますが今夜はどうやら調子もよろしいようで。グラス・アイテムながらも’99のミクルスキのヴォルネイ・サントノ・デュ・ミリューですが開けたては流石に硬さが目立つのですがこれこそ大きめのグラスでその真価が発揮される果実の凝縮感です。まま、欲を言えばもっと熟成させてあげたいものですが現実的にもこれ以上こなれたボトルはそんなには無いような・・・・・・。
8月はお盆を前にしばしのお時間を祇園町にも費やしていただければ幸いです。

                    Sommelier R.Imamura