Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Musigny

最近、どうも出勤間際のお電話での営業やワイン関係のエージェントさんの営業担当者さんのお越しが頻繁で。
お電話ではIT系関連の新規的なお話が幾つかいただけているのですが、残念ながら良く解らないのでFaxにて詳細をお願いするに留まります。
ワインの営業に関しては、既に基本となるワイン商は不動でしょうがやはり新たな情報が欲しいのは事実。ただただ、コンセプトは明確なので残念ながらバック・ヴィンテージをお持ちのことが先ずは大切かと。ですが、そんな業者さんは正直限られているでしょうから特に大半を占める正規代理店さんの現行ヴィンテージのワインを販売される営業マンには中々難しいかも。ですので、悪気はないのですが今日でしたらイタリア・ワインの輸入業者さんには谷村くんのリストランテ・オルトさんをご紹介させていただくのです。この方が場合によっては前向きだから。
で昨夜のこれまた極上のワインは
・Taittinger Collection’88
Musigny’80 Leroy
・Chateau Lynch Bages’73 Pauillac
静かな展開ではあったのです・・・・。臨時営業の晩のご利用のムッシュのお支払いに、何故か押しが弱く思っていた請求が出来なかったのは愚痴になりますがそんな憂いも後半に晴れるほどの。
それにしてもこちらもお久しぶりで。東京と京都を行き来されるムッシュは、今宵はどうやら奥様と夫婦喧嘩をされたようで。色々有られるとは思いますが、だから飲みに来られた・・・・・。それもまた事実でしょうか。何とも微妙なところかもしれませんが、そんなことも偶然で苦しい8月の後半を救う売り上げに貢献していただいたことにも。奥様には、申し訳なく思いますがこれもまた花街祇園の現実かもしれません・・・・。
何時もながらシャンパーニュを抜栓させていただく前から、フルサイズのシガーの紫煙は上がり始めており。今井俊光さんだったかな?京都の方でしたか、ボトルのパッケージ・デザインは人気が高い’88かと。侮るなかれ、当然ながらテタンジェの当別なレンジのコレクションはやはり極上の熟成感を抱きながら甘い誘惑を。
こちらもテタンジェ同様、9月の特集のフライングになってしまいましたがネゴシアンものながらルロワのミュジニ、’80はブルゴーニュでは偉大なヴィンテージでもありこれもまたヴォギュエかな?とも思いながらもソムリエ・シリーズのグラスにて。まだまだ、硬いミネラルに閉ざされた感もございましたが流石に後半の華やかさは正に求めるミュジニの姿に。
普段はこれ位なのですが、ややお話に花が咲きもう1本を。まさかお連れのマダムが同級生とは知らずにいましたが今宵発覚でしたので’73を。意外に市場価格では比較にならないのですが、このランシュ・バージュの難しい1本が流れで生きてくるものです。まま、お互いにシガーの紫煙を2本ずつあげていたからかもしれませんが・・・・・。

                   Sommelier R.Imamura