Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

またまた反省を・・・・・

シャトー・ムートン ロートシルトの’09ヴィンテージのエチケット・デザインが公表されたようです。今回はインド人の現代彫刻家のものだそうで、赤と黒を印象的に織り混ぜたものでシンプルなもので。
それにしても’08が中国の方で’09はインドとは流石ムートン、お金の香りがプンプンします。
で昨夜のまたまた反省点が
・Henri Giraud Fut de Chene’00
・Cabernet Sauvignon Martha’s Vineyard’83 Heitz Cellars
・Riesling Steinart’00 Riefle
12月だな、やはりお人の動きは多少は感じられるものですが動かれる日にちや時間帯は皆様同じもので。昨夜も前半は鳴かず飛ばずの展開ながらも後半にかけて、大切なご常連さんを何組かお断りしなければならない結果に。
”今夜は今村君のところでは、お金を落とせない!”そんな台詞は前日にまたまた大きな出費をなされたようで。確かに解りますが、僕の所ではお一人であのプライスで日本酒ながらも10名ほどでしたらどちらがコスト・パフォーマンスに富むかは?考えないでおこう・・・・・。
そんな中でもフット・ド・シェーヌ、しかも紫煙はx3ですので十分なご利用です。若さのなかにも緻密な酸のスタイルがアイのグラン・クリュには感じられる。
カリフォルニアの中でも素晴らしい逸話を持つこのマーサズ。しかもヴィンテージも’83で、このワインを選択されるだけでも多少のワインに対する認識は有られるかと。そんなムッシュは何時もの祇園町のお姉さんがお連れ頂けた方なのですが、どうもシャツにこぼされた赤ワインの染みを取るために炭酸水がご所望だったようで。久しくペリエ等も在庫に置いておりませんでしたので、個人的な正直な気持ちはクリーニングに何も為さずにお持ちになられたほうが・・・・。おそらくは仕立ての良いシャツでしょうから。ですが、バタバタとしており対応も不十分だったこともあり”もう二度と来ない!”とのお言葉と共に席を立たれ。コンビニまで僕が走れば良かったのですが、時すでに。
こんな時、一人での対応に限界を感じますがどう思うか?取りあえず炭酸水は1本ぐらいは手持ちで持っておこう。後は相性もあるから、仕方ないところも。
救われたのはお連れのお姉さんから律儀に夕方お電話が頂けたぐらいかな?
素晴らしくしなやかに熟れたハイツの洗練されたボトルは、苦い思い出もひとつ。
〆はテーブル席に追いやってしまったご常連のムッシュで。お疲れにアルザスでしたが、リーフレのスタイナートは久々に飲むと意外にドライな切れ上がりに変化しておりました。それ以上に御見苦しい点とお料理を随分お待たせしてしまったことが申し訳なく。

                      Sommelier R.Imamura