Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’88’83’78

本日のお昼間は2か月に一度の税理士さんとの打ち合わせ。11:00のお約束が12:00まで遅れて来られ、ややばたばたと。どうやら山科までスクーターで行かれていたようで、お仕事とは言え寒さが一段と厳しくなった本日は大変だったのでは?
で11月はお支払いの対応は何とか何とかだったのですが、経理上はどうやら大赤字になっていたようで・・・・・。粗利が異常に悪く、おそらくはその原因はDRCのモンラッシェ’82にあるかと思われます。まま、致し方ないか。
で昨夜の飲みつなぐ晩は
・Chambertin Clos de Beze’88 Louis Jado
・Chassagne Montrachet’83 Jean Noel Gagnard
・Chateau Grand Puy Lacoste’78 Pauillac
週明けの晩は、やはりスロースターターではありましたが後半に掛けて大分飲み込ませていただけたような・・・・・。
久々のドクターは、愛車がランボルギーニで。当然のように昨日のフェラーリの事故も話題になりましたが、ランボルギーニも1台だけ被害があったこともあり・・・。
偉大なジャドのクロ・ド・ベーズ、正直’88は少し早かったな。普通では素晴らしく飲み頃で、パーフェクトな段階に入っている味わいではありましたがこなれてすえた感じまではやはり’88ではまだ。濃密なチェリーの果実味に圧されながらも余韻のふくよかさに隠し切れない素性が。
その間のご予約のゲストは、同業者の久々のムッシュが。まだまだ年齢的には若い彼ですが、僕の自宅近くのワイン屋さんで働かれているので素晴らしいワインに触れる機会も沢山あられるでしょう。ご予算だけでお任せだったのですが、”どんなワインを選択するのか試したいので”と言うような意図が有られたようですが意地悪にも僕は逆に彼に選択肢を4本お持ちし最終決定を委ねる形に。仕入れ業者もだぶるだけに逆に彼のワインの原価に対する認識も試されます・・・・・。
結果は色々ですが、いずれにしてもこのジャン・ノエル・ガニャールの’83シャサーニュも綺麗に熟成を経ておりシャルドネの力を感じさせられます。このようなワインを扱う機会があるので、先日のDRCのモンラッシェ’82の状態に差異を感じるのも事実では?
〆はボルドーも。5級のポイヤックですが、’78であればヴィンテージ勝負が可能な銘柄で。このボトルはリコルクかな?コルクの浸透具合も半分ほどでストレスなど微塵の抜栓になりましたが、未だに活き活きとも感じられる酒質にボルドーもまた銘醸地であることに異論はないでしょう。

                    Sommelier R.Imamura