Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

福井からバースデイ・ムートンを

月半ばを過ぎた水曜日の今宵は、予想通り停滞前線が。ゆっくりと流れる時間に、思惑通りにはいかない今宵、動きはやはり深夜1:00をまわってから・・・・・・・・。2年ぶりぐらいになるかしら、前回は忘れもしないムートンを。’78’73とお連れのお姉さんのお生まれ年の2本を深夜に明けていただけ、その後はタクシーにて福井までお帰りに。そんな今夜は
・Chateau Mouton Rothschild’85 Pauillac
・Chateau Calon Segur’79 St Estephe
今宵も五大シャトーの手持ちの’85はムートンでした。ヴィンテージ’86の高騰におされ比較的落ち着きながら、手に入った’85は円みのなかに肉付きの良さを感じさせる上質なボルドー。’85産まれの彼女は途中で、他のお客様に呼び出されおられなくなりましたが、このムッシュは入れ替わるように来られたチーママさんに急接近されて。
二本目はヴィンテージ’77のチーママさんでしたが、現状ではアルザスの白とローヌの赤のみで、ボルドーのグラン・ヴァンはヴィンテージをずらしていただかざるをえず。相変わらずのカロン・セギュールの登場でしたが、当然のように彼女達が受ける印象はセギュール本来の味わいをご存知なく・・・・・・・。ですが、今回はいい意味で受け入れていただけるしなやか且つ華やかさも兼ね備えたブケを。
やはり、ヴィンテージ’77もグラン・ヴァンが必要ですね。ムートンとラトゥールの高騰が激しく、原価が壱万円くらい上がっているリストも。中々手が出せなく、躊躇しておりましたが買っておくべきでした。
それから、今宵ご常連のムッシュから戴き物を。申し訳ないくらい素敵なプレゼントに感激いたしました。兼ねてよりひとつは欲しいと思っておりましたフランス、デュポン社のライター。シンプルなデザインながらも、しっかりと使い込まれた状態に一段と重厚感が。デュポン特有の金属音がなりを潜めるほどではございましたが、これもまたノスタルジー。この場をお借りしてお礼を。
さて、明日は雨がやってくるようです。お給料日前ですがボーナスが出ている方もおいででは。前向きな動きを期待いたします。

               Sommelier R.Imamura