Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

出会いも様々

祝日はお休みをいただきました。家族で近所の百貨店に結局お茶をしに行っただけになりましたが、秋の京都駅界隈はやはり渋滞も激しく。お茶を飲むだけでも、特に京都らしさのある甘味処はこれまた強烈な長蛇の列で・・・・・。
そんなこんなで本日も朝から慌ただしくジムに行ったり、12月のダイレクト・メールを受け取りに行ったりと4輪では無く2輪が大活躍で。でも、寒かったな今日は。革のジャケットを通勤では羽織ってるのに、なんでトライアンフに跨ってるのにダウンのベストを着て行ったのだろう・・・。
で祝前日の出会いは
・Chateau de Fonsalette Blanc Reserve’95 Chateau Rayas
・信州桔梗が原メルロー’86 Chateau Mercian
前夜のミアーにもそうですが、正直10数年前かな?それぐらいの頃が一番ワインについて真摯にお勉強と言うか雑誌や媒体に対しても貪欲に情報収拾をしていたような・・・・。だから、今そのころに憧れていた銘柄やワインにやっとアプローチさせていただけていることに対して大きな喜びもあるしある種の結果だとも感じている。
今宵はその銘柄ではないのですが、一度お会いしてお話をしてみたいな と思っていたソムリエさんのご来店が。そう、昔からそんな雑誌などでもよくよくお見かけする方で特にローヌに強い方だと言う認識を持っていたので。まま、今ではソムリエと一言で言ってしまうのは失礼なくらいで東京都心で10店舗もワイン関係のお店を展開される企業家と言った方がよろしいのかも?今宵はプライヴェートでしたので、そのくらいに。
やはり、選ばれたのはローヌの逸品のジャック・レイノーを。赤はかなり高価なプライスを掲げておりましたので、流石はプロの目からの選択の白を。ただただ、正直僕自身は彼の白に対してはシャトーヌフ・ブランですらあまり印象が定まらず今回が非常に目から鱗だったのですが。
このヴィンテージまではどうやらオークの古樽で熟成されていたようで、グルナッシュ・ブランにクレレットとまた中々他では味わえないような銘柄のひとつですが今回は状態も非常に素晴らしく伸びやかな甘みにトロリと滴る果実の濃密さがはっきりと。フォンサレットを再認識させられる機会に。
深夜のムッシュは今宵はヴェトナムからのビジネス・パートナーを。前夜に受け入れが困難でしたのですがそれに懲りず今宵のご利用は有難く。
で日本のワインと言うことでしたので手持ちもそれなりに。希少なセカンド・ヴィンテージの桔梗が原メルローだったのですが、残念なことに重たいワインがお好みのゲストにはやや好みに合わず。若干意地悪な銘柄のセレクトをしてしまいましたが、またこれがやはり思惑通りなものなのです。やはり嗜好品だけにその方の要望を満たす情報が非常に重要で。
まま、それでも今回の日本での滞在期間中に日本のワインをお試しいただけたのは個人的には良いことかと。どうやら他店では扱いがなかったようですので・・・・・。ただ、やはりもっと若いヴィンテージをお渡ししておけば良かったな。反省点です。

                        Sommelier R.Imamura