Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

アウソニウス

久々ですな、何とも素晴らしいワインの日を堪能させていただきました。立場上問題かもしれませんが、それぐらい楽しみながらさせていただかないと・・・・。
・Chateau Musar’93 Gaston Hocher
・Bourgogne Pinot Noir’82 Nicolas Potel
・Chateau Ausone’85 St Emilion
・Les Plantieres du Haut Brion’95 Graves
・Hermitage La Chapelle’85 Paul Jaboulet Aine
・Barbaresco’74 Gaja
・Hermitage Le Chevalier de Sterimberg’92 Paul Jaboulet Aine
絡み合うようなヴィンテージや銘柄ではありましたが素晴らしいの一言に尽きるワインが幾つも。
ワインの日のご常連はこの日も。レバノンの白の熟成とマダムのヴィンテージのニコラ・ポテルを。モカのニュアンスの白は熟成の良好な証、流石に’82も綺麗な味わいにこれもまた彼の当たりを感心させられ。
お初のご利用のお一人のムッシュながら、ラフルール’81とオーゾンヌ’85とでのお悩みに。ご説明は出来れども最終はご自身でお決めいただきたく。ヴィンテージの良し悪しも含めてアウソニウスを、メルローの甘みをこれほどまでに体感させられるのも久しぶりかと。
最後の1席を上手に埋めることができ気持ちよく。今宵もワイン・ラヴァーは素晴らしく素敵な’85を合わせていただけ先のムッシュにもローヌとガヤの世界観を共を。妖艶なシラーの香りにまたスタイルの違いをまざまざと、’74ながらも骨太なバルバレスコに華やかさが加わり最終的にはお二人とも少し酔われていたような。
後半には白のジャブレを。ステランベルグは個性を一際放つとても上質な銘柄。ましてや穏やかなヴィンテージながらも十分な熟成を経ており黄金色に輝くトロリとした液体に相変わらずの口やかましいフランス人のムッシュでしたが。
結局、最後まで途切れることの無いワインの日の晩はシガーを3本燻らす極上の夜に。ただただ、後半は疲れてしまったのは本音かと・・・。

             Sommelier R.Imamura