Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

疲れてしまい・・・・肝臓が

本日のお昼間も年内最終のジムに通いました。今年は何回ぐらい汗をかきにいったのだろう?週3だから140回ぐらいはお世話になったのかな・・・・・。効果の程は未知数ですが、今年は風邪などもほとんどひかず健康に仕事に取り組めたのでこれはこれで良かったかな。
また、本日は封書で祝賀会のお誘いが。大阪のマスターソムリエの岡さんが黄綬褒章を受章されたようで。うーん、凄いなソムリエ界にも何人かそんな方々がおられますが僕自身は足元にも及びませんがこう言ったことで少しでもサーヴィス業に真摯に取り組む方々の地位向上が為されれば幸いです。
で昨夜のもう年末は肝臓が疲れている
・Taittinger Collection’86
・Chablis Les Pruses’87 Rene et Vincent Dauvissat
・Chateauneuf du Pape’86 Chateau de Beaucastel
・Bourgogne Passetoutgrain’00 Denis Mortet
・Nuits St georges Les Vaucrains’82 Henri Gouges
前半のご同伴でしたが、今宵は祇園町のお姉さんながらも宅建の資格に合格されたようで。最近はホステスさん方もソムリエールの資格など色々とスキル・アップに研鑽されておられる方も沢山お見かけいたします。若いうちに努力される姿には刺激を受けますが、昨夜は僕もお料理とワインにいっぱいいっぱいだった。
ヴィンテージ’86と言うことは25歳か、今宵の’86のコレクションはどうも若く感じさせられた。もちろん十分以上に美味しいものですが。
お持込のレプリューズ’87、もう一方伴われていたお姉さんのヴィンテージですが如何やらシャブリのイメージを覆す為の刺客だったようで。まま、伝統的なシャブリのトップ生産者のひとりのドーヴィサのグラン・クリュだけに期待はやはり。しかも熟れた’87ですから流石にふくよかな中に綺麗なミネラルが。
〆は’86の赤を。どうやらパーカの評価は中々手厳しいものでしたが、コメントとは裏腹で。ローヌも熟成するとブルゴーニュのようにも感じられ。もちろん残り香は野獣ですが。
忘年会帰りのムッシュは、やはりこの時期に。ご依頼のドニ・モルテを。パステゥーグランながらもこの’00は彼らしく濃密でジャムのような味わいを。惜しい方を・・・・。そんな台詞が何時も聞かれます。
久々に宗匠も。ですが、こちらも僕同様にお疲れのことでしょう。所要時間30分もなかったのでは?それでもボトルでご利用いただける辺りがお人柄です。年内のご挨拶も兼ねた形でしょうが、何時もながら有難うございます。
こちらは意味合いは異なりますが、現在は存続していないドメーヌですね。もう、抜栓直後から笑顔しかない素晴らしいブルゴーニュの熟成香を完璧に。固いイメージのヴォークランですが、’82の美しい熟成は今宵の〆としては癒された。
でも肝臓はかなり疲れている・・・・・・。

                Sommelier R.Imamura