Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

女性も・・・

本日のお昼間は、清々しい天気の中子供達を連れて久々のお稲荷さんへ。とくれば昨夜の営業の難しさも想定されるものですが。
まあ、今宵の商売繁盛のお願いと買出しを兼て暇を持て余す兄弟を散歩がてら。最後まで色々と挫けながらも歩いた次男を褒めてあげたい気持ちと。出だしは気乗りのしなかった長男もアイスクリームを解けさせないように、一人ダッシュで帰宅する体力も楽しみで。
で昨夜の何とも期待はずれの週末の晩は
・Barolo Vigna Jiachini’95 Corino
・Corton’71 Charles Vienot
中盤くらいから少しだけ動きながらも金曜らしかぬ展開に顧客の皆様にもご心配を。
必ずのようにイタリアをお飲みになられるマダムには今宵も。以前はグラスと言う対応にバローロをお出しさせていただくには問題点も感じましたが、まあヴィンテージを考慮したり造り手の段階も考えればまだ。
また、良く良く考えれば結局はお気に召していただいたボトルに関してはグラスでは終わられないお二人に理解に及ぶ銘柄をお持ちするように。
このコリーノも中々の造り手、ましてや’95、まで進みますとイタリアワインの王の風格もまた表現する美しいスミレの香りを。後半はお疲れが見えたマダムは微妙に船を漕がれ。
うーん、今宵お誕生日のマダムでしたが意中の男性とは別れてお友達と。こんな暇な晩に突けば色々とポロポロと衝撃のお話の内容が出てくればこれは蜜の味なのです。偶然にもお越しの何時ものムッシュも是非お聞きいただきたい内容だっただけにまま少し甘えさせていただきヴィンテージ’71のコルトンを。倫理に反する関係ながらも男性陣のお話はもう十分ですので偶には女性観からも興味深く。
何とも残念なことは、ワインが素晴らしかったからか?それともお話の尽きないことに集中しすぎてしまいましたか気が付けば2:00過ぎで。
いやはや、何とも消化不良の金曜の晩で。
それでも流石のグラン・クリュのコルトンは傷心の彼女に寄り添うように甘く柔らかいミルク・チョコレートのように。

            Sommelier R.Imamura