Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

出だしは静かに

本日のお昼は、西村さんからの納品が自宅に。次男の風邪で午前中からばたばたと動き始めておりましたので、結局休息は取れない形になりましたが子供相手では仕方なく。
自宅の地下セラーの山盛りのストックも少しだけスペースが作れており、今回の追加ぐらいではまだまだ余裕が。20日以降にまた大量のお届けが見込まれておりますので、整理も着々と。
ここでもドメーヌ・ルロワの話題になりましたが、やはり正直この赤キャップの若いヴィンテージのものになると正直プロよりも個人の豊かなコレクターの方々のほうがお試しになられる機会は多いのでは?事実、私自身も機会は2000年以降のものはほとんどございませんでしたので・・・・・。
ちなみにお恥ずかしながら’04のジュヴレとヴォーヌ・ロマネは1本づつだけではありますが、衝動買いを。
さて、2月のスタートは予想通りの難しい船出に
・Pommard Pezerolles’78 Roche de Bellene
前半からいきなりのゲストのお越しに気を良くしながらも、相変わらずの1時間でのお料理の提供に齷齪と。合わせて早めのシガー・タイムをご希望のムッシュのお越しにも30分だけのお待ちをお願いさせていただき。
後半にやっと、飲み友達と言ってしまうには恐れ多いのですが何時もの展開で。どうやら帰郷のお噂は間違えで、テスト期間中だったそうなマダムですが今週の祇園をこなされてから本格的な旧正月の帰郷のようでした。
いつもながらのブルゴーニュの熟成は、このところの頻繁なニコラ・ポテル。’78はボトルの目減り分も多めに感じられましたが、コート・ド・ボーヌのエリアでも特別なアペラシオンだけあり彼がネゴシエーションした理由も十分に理解出来る甘みの濃縮度で。
良く出来たポマールやヴォルネイは、開けてから2杯目3杯目にふと気がつくとネチッとしたドライ・フルーツのような糖度を感じさせるものです。
残念ながらもこのポテルのセレクションは、先に’76と’79のまあサントネイではありますが使っておりましたが、結局’78のほうが先に欠品になってしまうのにも頷けます。

そそ、今月は顧客の皆様からも特集の値付けに”強気”のご指摘を。すみません、特にレザムルーズは寝てるボトルが本当に稀少な気がいたします。意外にミュジニのほうが見つかりますし・・・・・。お許しください。
Sommelier R