Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

カルチャーショック

休日は長男”青龍くん”と祇園街のダイレクト・メールのポスティング周りを。雨に祟られなくて助かりましたが、早起きの甲斐があったかと。
それにしても名付けに意図はなかったのですが、横綱朝青龍さんの素行には・・・。
その後は、土曜にお越しのご常連さんのお忘れ物の為に店でお待ちを。うーん、今回も購入させていただきましたがエシェゾー’72はあの方にお飲みいただけるでしょうか?DRCですが。また、それ以上にお乗りのポルシェのナローな感じは羨ましい限りで。
さて、土曜を思い出し
・Alain Robert Blanc de Blancs’90
・Beaune Cent Vignes’69 Jessiaiame Pere & Fils
・Gevrey Chambertin’04 Domaine Leroy
・Chateau d’Yquem’98 Lur Saluce
十分にその生命を維持していたような先日のラモネのモンラッシェ’81とルソーのシャルム’76をお目当てにお越しの彼らでしたが、毎度ながらもしっかりとお飲みいただけるのでこちらも楽しませていただきながら。
シャンパーニュの熟成は中々手持ちが減りつつありますので、今回も自宅より1本。アラン・ロベールのヴィンテージ’90は、個人的に正直もう少し寝かせてあげたい極上の1本。ただ、今宵の為に致し方なくの凛としたブラン・ド・ブラン。
ポルシェのドクターは、今宵些かいやらしさ全開でしたが流石の偉大なヴィンテージ’69は正直聞いたことも無いネゴスのサン・ヴィーニュでも活き活きとした果実の充実感を。大人の鼈甲飴のように。
で今回のカルチャーショックは、このマダムの英断の’04を。ドクターがお持込で私に飲ませたかったらしいこの1本。個人的にも確かに’04のドメーヌものはデクラッセされて村名にグラン・クリュが混ぜられてのヴィンテージの為、ジェネリックは1本だけストックを。ですが未だ試してもおらずましてやこのジュヴレなどは手も出せず。
まだまだ、2000年以降の偉大なワインには手を出さないそんな私の感覚を確実に彼女のワインだけは覆してしまいました。正にパフューム。香水のように優雅で完成を。素晴らしい経験でしたが、やはり強烈な価格が提示されておりました。
〆はイケムを。贅沢なお話ですがもうこれくらいしか飲めないくらいのマダムの存在感でした。R