Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

初抜栓、初ブショネ

本日は久々の夜型生活の復帰に体が疲れてしまい、ゆっくりとベットにしがみ付き。お正月の数日で10年以上の深夜型の生活もすんなりと朝型の生活に戻れるものです。個人的には毎年、箱根駅伝が見たくて早起きするのも慣わしなのですが、年々涙もろさも激しく為ってしまう現状です。今年もドラマ満載の展開でしたが。
さて、昨夜の2010年のスタート・ワインは
・Corton’76 Charles Vienot
・Chambolle Musigny 1er’88 Joseph Drouhin
・Charmes Chamvertin’96 Camus
・Corton’96 Louis Latour
新年の初ゲストは、やはり何時ものご常連さん方のカウンターになりました。例年、”お客様はお越しいただけるのだろうか?”そんな気持ちに襲われるのですが、今年は早々のご予約がありましたので安堵はございましたが。ただ、次と言いますか最初は貸し切りの状態で。慣れてはおりますが、21:00以降を待たなければならず。
久々のマダムのお越しにかなりスリムになられた印象を持ちました。やはり新たなビジネスを予定されているだけに気持ちの変化も大きいのでしょうか?
久々のブルゴーニュの熟成に歓喜もあられたようですが、残念だったのはお料理がまだまだ未熟な点で特にパスタの仕上がりが問題を。申し訳なく。
やや、強めのコルトンのタンニンに委ねながら。
マダムは一足お先の東京へ、ムッシュはゆっくりと2本目のドルーアンのプルミエを。やはり安定感は’88のこの大きなネゴシアンが。新年早々のお付き合いに感謝いたします。
晦日にお越しのムッシュは、新年も久々のお連れを伴われ。ドクター・ストップのお体の為だったようですが、今年は復帰を期待しながら。お隣には微妙にもいつもの芸妓さんが鎮座され、まだまだ本調子には至らない私の頭の回転に悩まされる瞬間も。
ボランジェの後のブルゴーニュに異変が。華はあまり無いカミュですが、熟成したグラン・クリュは個人的には中々のお利口な逸品も多数。ただ、新年初ブショネを排出いたしました。医療機器メーカー社長兼ソムリエのムッシュには良い機会でしたが、中々見極めは難しいものなのかもしれません。ただ、ここが為されなければならないテイスティングの作業なのですが。
贅沢にルイ・ラトゥールのコルトン’96で口直しを。 R