Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

閑散と

本日のお昼もせっせとジムに。お正月に確実に増加したウエイトにそろそろ限界も感じさせられており。
他人事ながらもワイン商で、プライヴェートでもお世話になりますあの方の痛風の発覚も気になるところで。何れにしても健康は大事と改めて新年から考えさせられ。
さて、おそらく難しい1年になるだろうと覚悟はほんの少しだけ出来てはおりますが昨夜はやはり
・Meursault Les Vireuils’85 Bernard Vaudoisey Mutin
・Eau de Vie de Marc d’Aquitaine de Mouton Rothschild
お正月も明けて直ぐに三連休と言うのも皮肉な感じですが、昨夜は待てども待てどもそんな印象で。
連日のご利用に為られましたムッシュで、今宵は同世代の経営者の方で。相変わらず幅広い交友関係に感心させられます。
今宵は会話の中に生命の儚さなどが含まれ、実際に直面されておられる状況に人事ながらも考えさせられ。個人的にも昨年末には身内に不幸もありましたので。
ワインはそんなムッシュの”ゴムみたいな味がする飲み物”というワインへのイメージを覆せていたらよいのですがのムルソーの熟成。
”トロリとした”確かにそんな味わいです、熟成して滑らかさが加わり本来に持ち味の酸のミネラリーな質感を十分に発揮する中々の出来栄え。この滋味ながらも優良な造り手は昨年末のマグナムのブルゴーニュ・ルージュ’95からも感じられる愛らしくも安定したバランス感が感じられ。
尽きないお話に唯一のボトル・キープが為されるムートンのブランデー。ここのところ手に入りづらい状況でしたが、何とか次の1本は確保を。個人的には非常に洗練され贅沢に仕上げられ且つ長期の熟成を経たボルドーのトップ生産者が仕上げるオー・ド・ヴィーは、ワインのカテゴリーからはやや外れておりますが酒類の中でもシャンパーニュに次いで”良く出来ているなあ”そんな1本です。もちろんアルコール度は41.5%の表記ですが、熟成により滑らかさを増し特有の甘みがしっかりと。
贅沢なデジスティフかと。
さて戎さんの始まるこの週末は如何なものなのでしょうか。

            Sommelier R.Imamura