Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

’78

休日は何の気なしでもありましたが、備品の購入などと子供達のボーイスカウトの迫るクリスマス会のプレゼント交換の品物を。
河原町界隈の賑わいは、不景気を感じさせないものではありますが実際はどうなのでしょうか・・・・・。
まあ、それ以上に店内用のCDを購入したのですが以前購入した同じものを忘れており二度買いしてしまった自分に哀しさを
さて、先週末の土曜日の偉大なヴィンテージを
・Chateau Pichon Laland’78 Pauillac
・Moet et Chandon Brut Imperial’78
・Chateau Climans’94 Sauternes
前半は今宵も苦戦を強いられる予感の全く動きが無く。歯がゆさは3Fの問題店が今宵も騒がしく、悩ましい頭痛の種で。
中盤からのムッシュのお電話は、かなりのご無沙汰でして奥様の妊娠のお噂は聞いておりましたので致し方ないのかとも。
何と言いますか、彼は私と同い年なのですが気負うところもなく家柄や彼のビジネスも含めて正にセレブリティな感覚は否めません。今宵もご紹介いただいたムッシュは、建築デザイナーの方でしたがマダムのお目出度の次に盛り上がる会話は私も含めてジャガーのEタイプのことで。この日はどうやら京都で旧車のクラブのミーティングが有られたようで、そちらへのご参加を兼ねた神戸からの。
ワイン同様、’60年代の車には現在のそのものには例えようのない魔力と言いますか。
でお祝いのような華やかさにヴィンテージは’78で揃えられ。マダムには元気なお子さんを。出来すぎのような伯爵婦人は変わらないボルドーの中でも極めて洗練された柔らかさにヴィンテージと供に素性を感じさせられ。
〆かと思われましたが、モエの’78もまた熟成のピークを。正に”モエじゃないの?”そんなお言葉を遮らせていただくようなカルチャーショックでしょうが。
最後の最後は’78とは行きませんでしたが、クリマンを。現在グラスの貴腐ではこの銘柄ですが何ともゴージャスな1杯でしょう。あのイケムの次に評価を冠するべくシャトーの’94は、幾分早くも感じますが優美な甘みに心穏やかに。

              Sommelier R.Imamura