Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

真偽は如何に?

雨の休日は内心ホッとする私でした。実は妻が未だに昆虫すら触れない長男”青龍くん”を思い釣りでも始めますか?そんなことで先々週は母の日も兼て釣竿を購入しに。(安物ですが)で今週は釣堀デビューを彼らは楽しみにしておりましたが私は眼の腫れもありましたので。
まあ、雨は義理の母のお見舞いを兼ねた孫の顔見世に費やされましたが。
後、店舗の玄関の薔薇が美しく咲き乱れております。合わせてオリーブの花も可憐に。昨年は実が付きませんでしたが今年は期待を。
自宅のオリーブは1種が花が咲きそうですが、他種が花実を付けず。残念かな?そうそう薔薇って葉っぱに直接水をかけてはいけないのですね、どおりでカビが。自宅の薔薇を今年は美しくもう一度咲かせたいのですが。
さて、前置きが長く先週末のワインは
・Pavillon Blanc du Chateau Margaux’67
泣けるほど暇でこの上インフルエンザなんてやめてね!そんな晩でしたがあるアーティストのライブDVDを思わず見続けてしまい。懐かしさと新たな発見に土曜の晩は働かなくてはいけないのに微妙でした。
さて、何れにしろと言うような感じではあるのですが興味深い銘柄が。いい機会でしたので、今宵のメンバーでのご利用も楽しかったです。ましてや個人的には曰くつきのボトルだけに。
どうやら業者さんサイドでも言われているかもしれませんがこのマルゴーの白は’90年代後半ぐらいのものからではないとリーファーすら定かではないボトルが沢山有るような?以前、’89’90のボトルを合わせて2ケース返品した記憶もございます。
そんな中での’60年代のこの銘柄はお初で。ましてや通常あしらわれる位置にヴィンテージが記載されておらず。ただ、ボトルを見る限り下部の澱を貯めるための持ち上げの膨らみは異常に大きくクリスタルの質感も合わせてオールド・ボトルの存在感はひしひしと。色調も熟成しており興味深さはそそられる要因で。
まあ、結果的には個人的には素晴らしい味わいで失礼ながらお持ちのラフォンのクロ・ドラ・バレ’93にも大きく水を開けた味わいに白ならばボルドーブルゴーニュに勝る瞬間が・・・。
確かに中にはこのコーヒーみたいな香りが・・・とおっしゃられる方も。そうですね綺麗に熟成した白にはモカやカカオの香りが出てきますので、これが嫌いであれば仕方がない。 Sommelier R