Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

それぞれの思惑

本日のお昼は昨夜の途切れないゲストのお相手に忙しくはないものの手が離せない疲れが。それでも今日だけがお届け出来る日かと思われた鰻割烹”まえはら”さんへのワインのお届けを。失礼ながらの営業中の12:00過ぎに、次男を引き連れてミニで。本日も店舗前のガレージにはメルセデスが、こんなゲストによってもたらされるお店の飾りは道行く方々にも看板のお品書きを覗きこませる影響力が。事実、何人かの方が。
そんな意味では私のお店は確かに門構えは救いようが無く・・・・・。
さて、昨夜のワイン達は
・Beaune Montee’83 Gaston Boisseaux
・Chateau Cos d’Estournel’87 St Estephe
・Brunello di Montalcino’98 Argiano
コーヒー関係のムッシュは、最近イタリア旅行に。お土産話はツアーに半分だけ含まれようですが他の方々はほとんどが新婚旅行だったようで、結婚25年目の実の奥様をお連れになられたのは正解だったようで。
そして今宵は他のマダムとブルゴーニュをいつも通り。アペラシオンは滋味ながらも’83の熟成した味わいは、淡い美しい色合いの輝きとともに十分な華やかさを。
ワインの味わいはまた何方とお飲みかで感じ方も・・・・。
幾分兼ね合いのあるお料理人さんは、ボルドーの熟成を。最近は皆さんシェフでありながらもソムリエ学校に通われる方が多く、向上心と言う意味で尊敬に値します。ビジネスの上でもワインが支える数字は見逃せないのも事実でしょうから。
そして彼からのお料理に対する提案も色々いただけありがたい限りです。まあ、感覚や思惑はその人なりに異なるものですが。ただ、ボソッと言われた一言にプライドを感じさせられましたが、そこも理解できる範囲で。
久々のコスは’87で正に飲み頃、ほろ苦い余韻のタンニンの質感と酸のまとまりは2級のトップを認めさせる味わいかと。
襟かえをされたようで、もう舞妓さんではないのですね。変わらず酔っておられましたがトスカーナのエレガントなブルネロはほとんど飲み込めない状況でしょう。アルジジャーノは、かなり古めのボトルも見かける造り手ですが10年ぐらいの熟成もまた飲み頃で楽しいかと。

          Sommelier R.Imamura