Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’05’04’03’99’97’95’83’74’6

休日は、何とも疲れてしまいました。お昼から 月末の作業の祇園町のダイレクトメールのポスティングに 慌ただしく 義理の父の運転手に お買いもの。その後は、ばたばたと シトロエンの 車検の引き渡しに・・・・・。
若い頃でしたら ですが そろそろ タイトな時間設定は トラブルの元かと。
寒さもこたえるので・・・・・。
で 先週末の 本当に素晴らしいワイン達は やはり ドクターの皆様で
・De Castelnau Blanc de Blancs’04
・Brunello di Montalcino’03 Luce
・Brunello di Montalcino Pian della Vigne’95 Antinori
・Pinot Noir’05 Pisoni Estate Santa Lucia Highlands
・Volnay 1er’99 De Montille
・The Maiden’97 Harlan Estate Napa Valley
・Chambertin Clos de Beze’74 Pierre Damoy
・Chateau Cos d’Estournel’63 St Estephe
・Puligny Montrachet Les Folatieres’83 Henri Clerc

眼科の学会にて。今宵の顧客の皆様は まあ ほとんど全てがドクターにて。
先ずは 鹿児島から。ご予約をいただけており お食事を 必死に 仕上げながらの。ワイン好きを お伺い出来ており ご接待のドクターとのワイン談義の上のセレクトになるのですが お好みは ルーチェと。となると 先ずは シャンパーニュは 理解出来る範囲の ブラン・ド・ブランの カステルノー’04を シャンピニヨンのスープと 生ハムにて。
ワインは トスカーナをこれでもかの お勧めでカウンターに並べましたが ゲストは”原価は解っているよ!”とのことで。まま、確かにお飲みに為られているでしょうから 解りますが ヴィンテージが。2000年代は 選ばれたルーチェのみで 後はトスカーナでも 全て’90’80’70年代でしたので ややではありましたが。そして ’03ながらも ただのルーチェでは無く ルーチェのブルネロ・ディ・モンタルチーノで しかも’03ではありますが これはファースト・ヴィンテージにて。その台詞は ドクターに響かれたようで。
合わせて アンティノリの ブルネロは ’95で しなやかに。
定番のパスタの 豚肉のトマト煮込みと 鴨のコンフィを 合わせながらの。
ゲストは ルーチェで ホストは アンティノリの方をお好みのようで。やはりなあ、まま お好みはそれぞれで。

お電話に 本当に久々の。移転前に お越しになられたようで 思い出す流れでしたが 北海道の ドクターは グルメ・サイトに書き込みでも 良くお名前を聞かれる方で。思い出していただけたことも含めて非常に嬉しく。
そして 残しておりました お好みのピゾーニのピノ・ノワールを。’05と まだまだ若いヴィンテージながらも 実際には この造り手のものとしては 中々見つからない希少なものでも。ひとつ返事の 抜栓に これもまた粋な。当然ながらも 凝縮感抜群の ジャムのような。
リストを 皆さんで吟味された上で モンティーユの’99のプルミエ。昨年テイスティングでは 甘みも熟れていた記憶でしたが 今回は まま カリフォルニアの後では やはり やや酸はたつ印象が。
3本目は、ハーランが飲みたいとの でしたが 全快祝いを兼ねては ままファーストは 勢いなので セカンドのメイデンを。これは’97なので やや 熟成感が出始めていた。ナパの’97は ポジティブなものでもあり 京都の晩の〆には とても贅沢だったかと。

そして 連夜のドクターは 長野から。お約束通りのお越しに また 今宵は 他のドクターの 存在も ままご理解をされており 何時もよりは 非常に贅沢な リクエストを。十分過ぎる価格のご提示に 俄然やる気も。
結果、’74の ヴィンテージ的には?ですが それでも 偉大なグラン・クリュに 上質なドメーヌの ピエール・ダモア。気が付きませんでしたが 大分前にリコルクをされていたようですが 流石の優雅で繊細な ブルゴーニュを代表する やや 線の細さはヴィンテージの為すシャンゲスタン・クロ・ド・ベーズ!
そして、リストを吟味される流れでの お話でお産まれ年の’63に。中々見かけない非常に難しいヴィンテージで 有ること自体の。
ですがですが 完全に嫌な予感は的中で ワインは 状態が悪く。コルクも完全に朽ちており するすると。
ですので リベンジのブルゴーニュの白は これも贅沢なアンリ・クレールの フォラティエール’83。完全に憂いを晴らすべくの とろける果実の熟成感は おそらくは今宵最上の味わいだったかもしれない やっと ゆっくり ご一緒させていただく 甘美な琥珀色の液体で。
となりながらも 皆様にはお会計で 非常にご迷惑を。会計サイトが上手く機能せず カードが切れずに・・・・・。お許しください。
遠方の眼科のドクターの皆様、来年も是非 京都の晩は 祇園町にて ワイングラスを傾けに 思い出していただければ 心より。有難うございます。
Sommelier R.Imamura