Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ボルドー

予想通り中々厳しい展開の週末に。終盤の滑り込みのような形で今月の望みを繋いだのは本音でした。
・Chateau Calon Segur’83 St Estephe
・Chateau Malescot St Exupery’87 Margaux
やはり、お恥ずかしながらも苦しみを救っていただけているのはいつものご常連さんがたでした。
いつものムッシュは今宵も’83の、マダムを。もうそろそろよろしいでしょうか?個人的にもまたお二方にも機が熟したようなハート・ラベルでしたが。一時期かなり探すハメになったヴィンテージ’83、偶然にもこちらにお渡しすることに為ってしまいましたがそれはそれで納得出来る方々でしたので。いつもながら熟成したセギュールのコルクには、最も慎重さを求められ真っ二つにハートを折ることだけは・・・・・。何故なら未だにあのドクターからは詰められてしまうソムリエ泣かせかと。ちなみにある方からのオファーで’61のハーフをいただくことに’60年代最高の出来ではあるもののそろそろストレスを感じさせられるのでは。もちろんノン・リコルクにて。
デキャンタージュの意味合いをこれほど感じさせてくれる変化の顕著さは、やはり熟成の良し悪しをはっきりと。まあ、失礼ながらお邪魔虫のように私も随分いただいていたので途中経過もしっかりと。それにしても先のクラブさんでムートンとイケムを飲まれて来られたそうでしたので選択肢はもう何も考えずに。
ご子息のご利用分のお支払いと全快とまではいかれないもののお顔の青あざも大分首まで下りてこられた様子でしたので。
こちらには星の王子様は少し愛らしすぎますが、やはり金曜の夜せんどお飲みになられたムッシュには柔らかく熟成したもので。それでも余韻にはしっかりとした存在感を持ちえるキャラクターのマルゴーを。相も変わらずのお話の内容ではございましたが、カウンターの内側から少なからずの援護射撃が為されていればよろしいのですが・・・・・・。それにしても血は争えない、と言うことにはご自身もご納得を。

          Sommelier R.Imamura