Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

上々な12月の出だし

週も月も変わり、少し体に貯まった毒素を出したいようなそんな気分でジムへとかなり久しぶりに。上半身は湯たんぽのように熱くなり疲れ果てるようなお昼間の出来事でした。
さて、12月のスタートは出来すぎなくらいの素晴らしいワイン達を。
・Chateauneuf du Pape Blanc’90 Chateau de Beaucastel
・Gewurztraminer Cuvee des Seigneurs de Ribeaupierre’85 Trimbach
・Chateau Calon Segur’61 St Estephe
・Chateau Belair’85 St Emilion
・Chateau Les Ormes de Pez’70 St Estephe
・Grappa Lomano Levi
今宵はお二人にての美食のお時間を。早めの時間帯に、ゆっくりとお供が可能な感じでしたが後半はややバタバタと。
液面のレベルが低すぎてとても’90とは思えないボーカステルの白。ただ、この稀少なキュヴェでありヴィンテージも特別な1本は試してみたい衝動にかられるもので。もちろん状態が容認出来かねるものでしたら別ですが、乱暴な感じではありますが逆に素晴らしく飲み良く為っており、かりんの華やかな果実香と蜂蜜の甘みを蓄えたような。
2本目はポテルの’85を鴨と。そして3本目まで進むとアルザスのこれまた特別な’85を。ヴァンダンジュのように甘すぎず、繊細な余韻の残る柔らかい甘みを。
先日の海外の方とは、また他の方をお連れに。
ベレールは話の流れ上、お飲みになられましたよとの形でお勧めを。
2本目はヴィンテージと対岸のスタイルの違いを表現してくれるものの方が良さそうでしたので、極端ですが’70まで遡り。中々の筋の良さを感じさせるブルジョワ。素晴らしいヴィンテージは確かにぬか漬けの香りを讃えておりました。
後半は何か随分飲みすぎた方々のデジスティフに。いつものムッシュはムートンのマールを。そして偶にはグラッパも話題に出ましたので、こちらも稀少なロマーノ・レヴィさんの愛らしい手書きのエチケットを。グラスでの対応ながらもこちらも中々の価格に為ってしまうものですが。深い味わいの奥行きに魅せられて。

              Sommelier R.Imamura