Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

セレスタン

忙しい、とは言いがたい状況ながらやはりご常連さんの皆様に依存させていただいているのが明白な昨夜で。
ボージョレ・ヌーヴォーの解禁もありましたが、頑なにお飲みいただけないマダムにも理解はさせていただけます。それでも何とか3Lのダブル・マグナムは、利益は出たのだろうか?とも思いながらも使いきらせていただきました。ありがとうございます。
それにしても昨夜は何か沢山の出来事が詰め込まれていたような。お鮨の差し入れに感謝し、ワインの日の20%オフでありながらも極上のローヌに甘えさせていただく結果とそして大切な顧客のお財布の紛失の問い合わせに心配を。
・Aloxe Corton’87 Comte Senard
・Aloxe Corton’70 Leroy
・Chateauneuf du Ppe Reserbe des Celestins’86 Henri Bonneau
昨年の大晦日に出会われたムッシュお二人の再会に、ここまで抑えていた気持ちも解除で。調子は相変わらずでしたが、お付き合いさせていただける今宵のスタートは中盤からでした。
いつもある種のお任せにてお出しするワインの数々に、お好みのタイプは日ごとに気まぐれで。ただ、それでもどんなワインでも何時もながらそれなりにご理解を示していただける粋な飲み手のお一人です。
今宵はコント・スナールのの豊満な果実味にご興味を、そんな流れで贅沢なアロース・コルトンのヴィンテージと造り手は異なるものの。ここにも好みは現れるのですが、40年ぐらいはまだまだ如何ってことはないのですがやはり。ブロードベントさん曰く”オールド・ヴィンテージとは老婆をベットを共にし添い、そして・・”なのだそうで。個人的にはワインに於いてはかなり老婆でも。
レエルブ・ド・セレスタン、アンリ・ボノーの特別なラインでありヴィンテージが’86。正直、この手のローヌは私の顧客にもおそらくターゲットは数えるほどしか。そのお一人のドクターに失礼いたしました。当初は冗談でしょうがヌーヴォーのみのお電話でしたが、やはりマダムのお越しに。
ある方のコメントの受け売りでしたら”山鳩5羽、雷鳥3羽、山鶉5羽、蝦夷鹿2頭、猪1頭を部屋に放り込まれたようなジビエ臭”ですって。確かにセクシーな香りに包まれるローヌの最高峰のひとつ。ですが、やはり個人的にはボノーはエレガントな造り手。洗練が。R