Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

魔の月曜

またかいな!と叫びたくなるほどの閑散とした月曜日は確かもう三週にわたってだったような・・・・。
その上、グラス1杯で二時間を過ごされるご婦人に食傷気味な晩を過ごしておりました。
最後の最後にやや仕事はした感じですが、やはりマダムはオーパス・ワンを。
・Opus One’92 Mondavi & Baron Philippe
今宵はお友達とご一緒で。土曜のお礼を兼ねてお付き合いを覚悟しましたが、適齢期と言うかその辺りで他愛も無いながらもお話に興じて気付けば朝6:00まで。お二人とも本日のお仕事はお休みのようでしたので、偶にはよろしいでしょう。
ワインの仕入れというものは、面白くもタイミングは正直難しいもので。資金的に唸るほどの経済状態でしたら幾らでも抱えておくのですが、このハーフ・ボトルのカリフォルニアの交響曲題1番もそこそこのボルドーのフル・ボトルよりもよっぽど高価なものだけにおいそれとは購入できなく。本日も1本購入いたしましたが、中々複数本は金銭的にも市場の在庫も含めて取り合いの感もございます。ただ、それでも顧客の要望があり立て続けにご所望いただけるのであれば・・・・・。とは言えこのようなプレミアム・クラスのワインは大体同一のゲストが開けられることが多く、ありがたいながらも次の機会の対応に苦慮することも。例えばムートンの’82なんかはこのところの悩ましい現状で。
それにしてもオーパス・ワンの後にお楽しみいただくグラス・ワインは、一段と悩ましく。カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンでも印象を良くしていただけるものと良しとされない違いが私には解かるようでいまいち・・・・・・・。ボルドーとて同じ条件で意外に評価をカリフォルニアのシャトー・ソウヴェラン’04とボルドーのシャトー・クレール ミロン’97はお許しをいただけた2本でしたが。この辺りのお応えに価格でもなく、ニューワールド一辺倒でもなく、若ければ良いのでもないまるで女心の難しさの如き夜明けの眩しさでした。

               Sommelier R.Imamura