Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

動き出した年末

年末と言うだけのことなのでしょうか?妙に感傷的になってしまう感覚が。中々動きを感じられなかった12月でしたがここに来てご常連さん方のご予約のお電話に覚えていただけていたことなどを含めてどうも心が。ありがたく、今年も最後まで出来る限り。
また、昨夜はまだ二度目のご利用なのですが頂き物を。この方のピアノの音色を聞き込むとまた何か一段と心洗われるような。個人的には素敵な気分になれるCDです、よろしければ皆様も。”Another Way of Love”山崎こうじさんと言う方のアルバムです。是非。
さて今宵も素晴らしく、そして前半から酔ってしまう
・Chambolle Musigny’81 G.Roumier
・Gaia & Ray Chardonnay’01 Gaja
今年も何本か心に残るワインをご一緒させていただきました。吉野からお越しのムッシュに、感謝の気持ちとまた来年もと言う気持ちも込めて。
今宵はディナー・ショーだったようで、完全に前半の時間をご一緒させていただく形に。まずはヴーヴ・クリコで乾杯で。そして、シャンベルタンで悩まれましたが結局ルーミエに。ブルゴーニュの’81も今や稀少なヴィンテージ熟れた果実のニュアンスが濃密なプルーンのコンポートのように村名ながらもこの造り手のポテンシャルを見せつけ。
興味深いモンラッシェのハーフに魅かれながらも、訳ありに躊躇されガヤに選択肢を。とにかく市場に皆無のこのガイア・レイ、残すところ私にもこの’01のハーフが1本に為ってしまいました。確かに素晴らしく前日のバルバレスコの’77のような熟成感は当然無いものの何処かラフォンのムルソーをイメージさせるイタリアを越えたシャルドネの最高峰。トロピカルな印象にやはり白胡麻のアロマを。出来るならばオールドに出会いたい、特別な1本でしょう。
最終には私も疲れ果て、深夜のマダムのコルトン・グランセ’95ルイ・ラトゥールのハーフすらお手伝いもまま為らない状況ではございました、申し訳ないです。

               Sommelier R.Imamura