Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ワインの日

ありがとうございます。久々にワインの日を体感することの出来る、忙しさにご常連の皆様に感謝の気持ちがいっぱいでございます。それにしても全てが顧客の昨夜にある種の顧客開拓が迫られるような感覚も。
・Krug Grand Cuvee
・Chateau Margaux’84 Margaux
・Chardonnay’96 Au Bon Climat
・De L’Argentaine’90
・Kikyougahara Merlot Signature’99 Chateau Mercian
・Nuits St Georges’94 Henri Jayer
久々でしたね、マダムはほとんどお友達の女性お二人でも中々素晴らしいワインをいつも。クリュッグアペリティフなのは贅沢で。ただ、お勧めいただいたのですが「あなたはクリュッグで満足はされないでしょうね」との一言は辛かったですが。
マルゴー、かなり久しぶりに飲ませていただいたような。お隣の京都の名士のムッシュも驚かれるほどのワインのセレクトに小気味良く思われましたが’80年代でも最もネガティブなヴィンテージの’84。ただ、現時点ではマルゴーに求めるしなやかで柔らかい膨らみが存分に楽しめ。
最近は白に向かわれる傾向が顕著なムッシュですが、今宵のセレクトはツボを得た熟成感がどちらも素敵な2本で。
カリフォルニアのシャルドネも熟成を意識させてくれるものと、偉大なヴィンテージの’90のシャンパーニュを現実的にお楽しみいただける頼もしいものが。
東京からのお疲れ様のご夫婦は、いつも仲むつまじく。メルシャンさんの最上のキュヴェ、シグネチャー’99。前半の青い香りはメルロー特有なもののグラスの中で驚くほどの変化に日本のワインの現状にも大きく理解が。甘くシルキーな質感にもナフキンが足りなくなったことが非常に申し訳無く。
深夜のマダムには、初体験をしていただき。村名とは言えジャイエの少しだけ熟成したニュイ・サン・ジョルジュ、個人的にも意外に満足が行くものに出会え難い気がする神様でしたが今回は大きな満足を。若さは当然否めないものの、彼のスタイルの果実の膨らみに圧倒される味わいに待つことなど考えられずグングン飲み干させていただきました。今宵、酔いつぶれておらず正解でした。お隣のドクターとさらりとソムリエの奥様にはグラスでお出ししたのですが如何で? R