Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

暇ながらも・・・・・・・

挽回を期待する土曜日ながらも、なにせゲストの少なさに昨日とは対照的なワイン・バーでした。
そんな憂鬱な今宵も展開は必死さがにじみ出ましたが、ご常連さんに何とか救われた印象も。
・”Y”’88 Lur Saluces
・Chateau Margaux’81 Margaux
前回のお約束通りお持込いただいた稀少なイグレック。ヴィンテージ’85は何度か扱わせていただく機会はあったものの先日の’88の利用で私のリストからも消えていった極上のボルドー・ブラン。手元に無くなると無性に恋しくなるもので、恋心と共通する思いも。
輸入元のエージェントは、気になる業者さんではありましたがすこぶる健全さに我を忘れてグラスを傾けておりました。
正しく私共のチーズの盛り合わせに添えられるホワイト・クローヴァーの巣蜂蜜のアロマが鼻腔に留まり続ける感じが贅沢で。
そんな流れの赤ワインは贅沢の極みのマルゴー’81。たしかに更に素性の良いヴィンテージは存在いたしますが、イグレックの後には大半のルージュも後ずさりをしてしまうもの・・・・・・。
ですが、今正に飲み頃のヴィンテージでは。’85や’86ならまだまだ硬さを残してハードさを好まれる方ならいざ知らず。
何かヴァン・ホーテンのココアを溶かしている時の香りがマグカップならずリーデルからムクムクと。
その後は、モエ・シャンドンネクター・インペリアルと言う正規品が国内には無いシャンパーニュを煽られましたが、私自身も連日の多量のワイン吸収量に肝臓が悲鳴を。明日は休刊日に充てたい。
そんな4:00すぎにもソムリエはセラーの移動とシェフは扉の深夜の日曜大工を刊行中です。

               Sommelier R.Imamura