Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

続・今夜も・・・・・・遅い

なんだかんだと順調な9月のスタートに、疲労は蓄積され。今宵も入れ替わりで遅がけの、また昨夜とは違うお姉さんが。同じ日にあとめてお越しくださいー!と言いたいものですが、実を言うと閉店準備中にお電話が。3:00ごろのお電話は、きっと彼女達だと予測されたため最初は居留守をしてしまいました。
ですが、相手もさるもの再コールに思わず出てしまいました。予想は的中だったので、お時間の都合上私嘘をついてしまいました。「シェフは急用で、今日はもう帰ってしまったのですが・・・・・」悩まれながらもワイン飲ませて!と言われると結局断れず。4:30まではしっかりおられましたが。
ついでに、折角お越しになられたのでお恥ずかしながら急遽シェフになりかわり
・前菜の盛り合わせ(生ハム・カプレーゼ・雲丹とキャビアのカクテル)
・チーズのブルスケッタ
ペンネゴルゴンゾーラ ブロッコリーを和えたソースで
・松茸のアロマ香る茸とブリドモーのオーブン焼き
以上4品をお作りさせていただきました。
嬉しいことに、ほぼ完食でしたが「じゃあ、次回からはシェフ交代で」との問いには「もう、いいから・・・・・・・」でしたが。
さて、そんな今宵もボルドーの頂点のシャトーが
・Chateau Lafite Rothschild’84 Pauillac
頂点とは言いながらもヴィンテージは、穏やかで。値切りに値切られた、筆頭シャトーは、やはり柳腰のいい女で。素晴らしく繊細でありしなやかな質感に思わず抱きしめたい衝動に駆られる、熟女のニュアンスが。
ですが、オーダーいただいたマダムは、私が知る限りのゲストの中でもしゃべられなければ、洗練されたマダムで。ということは、言わずもがな・・・・・・・・・。厳しい先制パンチの値交渉に、楽しさも感じながらも人生の先輩を見せつけられました。

            Sommelier R.Imamura