Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Rothschild’70

惚気ている訳ではないのですが、詳細はお伝え出来ないものの我が妻ながら中々良く出来た妻だなと感心させられました。ここ一番で困っておられる兼ね合いのある方からの普請に援護射撃を一段としてくれた彼女に改めて・・。
何か変な出だしになりましたが、先週末を振り返り素晴らしいワインの数々を。
・Latriciere Chambertin’86 Faiveley
・Chateau Lafite Rothschild’70 Pauillac
・Opus One’94 Mondavi & Baron Philippe
・Chateau Mouton Rothschild’70 Pauillac
福井からのムッシュは、久しぶりで。今回はダイレクト・メールのワインのご紹介が功を奏したありがたい例で。
まあ、お仕事の兼ね合いもあられた今回でしたが¥50000−とは言え”安い!”とおっしゃっていただけるワインでしょう、ラフィットの’70がこの時期でしたら。まずはボランジェからのスタートながらもしっかりとお食事をとられながらのブルゴーニュはラトリシエールを。
個人的にはこの特級畑の’86のほうが好みで、柔らかく染み入るザクロのニュアンスは繊細にして可憐な。
ボルドーの筆頭のラフィット、’70は中々侮れない優雅な味わいは流石で。強いだけではない調和の取れた味わいに何時の時代もこのシャトーの立たされる場所が感じられます。
後半の留めではありましたが、何とも不思議な状況ながらもソムリエ冥利に尽きることに。
お越しいただきながらもオーパスは抜栓後直ぐに他店へと。そしてすったもんだはありながらももうひとつのロートシルトの’70を抱えてお近くのクラブさんへ。丁度、ゲストも引きお持ちできる按配に今宵二本目の五大シャトーの’70ならば私もご相伴いただければと失礼ながらお店を仮閉めさせていただき。転送電話にしながらもしばしのつもりがやや長く為ってしまいましたのは決して目の保養をしていた訳では無く、素晴らしいシャガールのエチケットと供にスパイシーなニュアンスを語りかける先日の’82よりもよりムートンらしいムートン・ロートシルト’70でした。
ううん、そんなこと言いながらそちらさんで焼酎の魔王をストレートで2杯ぐらいいただいていたのも事実です。と言うか上手いこと飲まされていたかも?もう1本ボトルが・・。 R