Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ノスタルジー

母の日でしたね、昨年同様ちびっ子を連れてご近所のお花屋さんにカーネーションを。心ながらの贈り物はマザーズ・プレート、知りませんでした北欧のメーカーかな?母の日のイヤーズ・プレートで夫婦供に1973なのでこのヴィンテージが刻まれた小さな飾り皿を。微妙に’73’99’02’07の飾り皿が少しづつ増えているような。
さて、先週末の土曜日は救いの神がいたような素晴らしい晩に最終は少し余計でしたが
・Chateau Lynch Bage’78 Pauillac
・Chateau Pichon Laland’43 Pauillac
・Laurent Perrier Brut’66
・Corton Bressandes’50 Jaboulet Vercherre
・La Mondotte’02 St Emilion
前半はおそらくお互いに退屈な時間を過ごしていたのでは?ただ、お料理に追われてしまいお相手が全く出来なかったムッシュには申し訳なく。
中盤からお越しのムッシュ、マダムのお付き合いが30分の悲しみは後から来られたお一人のマダムお二人に幸福な時間を。
ランシュ・バージュの’78は流石のほろ苦いビターチョコレートのようで。力の有るシャトーの’75’78はここのところ素晴らしい状態では。ちなみにブラインドでお持ちいただいたヴィユー・シャトー・セルタン’78は個人的にも最愛の右岸のひとつ。解かりませんでした、確かにランシュ・バージュと比較するとその姿に納得も。
2本目は戦中最高のヴィンテージの’43のこれまた左岸の最愛かも?のピション・ラランド。丁度、母のヴィンテージなのですがこれは以前ランシュ・バージュを家族で楽しみましたがそれに当然のようにもう一回り洗練された味わいを。香りはお醤油の香りが出ながらも甘みが時のノスタルジーを。
勢いの3本目はシャンパーニュを’66これまた偉大なローラン・ペリエ。スタンダードのキュヴェながらも酒類の中でも極上のひとつかと思わされる独特な甘みに優雅な香りが。
そしてマダムにはブルゴーニュを。グラン・クリュの香りはすみません、正直に”お好みソースの香り”と言ってしまいましたが正直なところにお付き合いがいただけるマダムなだけに。ただ、今宵はこのヴィンテージ’50のなじみ浅い造り手のブルゴーニュが一番活き活きとした果実味を表現し深い神秘的な世界観を。R