今宵の土曜日は、６月の暗雲漂う難しいゲストの動きにジレンマを。アルバイトの小川くんに手伝ってもらう日は何故か暇になってしまうジンクスが。そんな冗談も辛く感じてしまう今夜の営業に。
さて、今宵はワインではなくライターについて。もともとシガレットはたしなみませんので、ライターとは縁も無く。ホテルマンの頃は、ゲストへの対応用として携帯していたのですが街場のレストランで働き出してからは、ほとんどもつことも無く。「ぶどうの蔵」に関しても葉巻のサーヴィス用に幾つかご準備しているのですが、ターボ･ライターという火力の強いものを。こちらも、代々があり”ポルシェ・デザイン”の質実剛健のものはあるゲストに持ち帰られてしまい・・・・・・・・・。
三本の火が立ち昇る”コリブリ社”のものは二つあるのですが、やはり無理を強いる着火の為に度々修理へと出かけて行く彼らです。
そして、このところ活躍なのが”デュポン”のエクステンド・シリーズ。ハイ･クオリティなものの、ガスは専用のものがあり彼らのなかでは落ち着いたプライスでありながらも、それでも高価なもので。イエローを使用していたのですが、こちらは酔われたご常連のポケットに忍び込み現在も旅を続けております。一日も早い帰宅を望みます。変わって仲間入りした黒のデザイン入りのものは初日に落下させてしまい早くも傷が痛々しく。
そんな中、個人的にはあまりライターに物欲を感じることは無いのですがご常連の逸品がとても気になり。当然のように高級感を感じさせるデュポン製のイエローと黒と白のチェックのコイーバのデザインが正規に施されたもので。派手なデザインでありながらも、妙に完成された雰囲気を持つ興味そそられるライターです。この方、よくよく扇子などは忘れて置いていかれるのですがこのライターを忘れられることを何処か願う私がおります・・・・・・・。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
