Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

'97右岸

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本日は、ランニング。その前は、我が家も大抵の番組が見れるテレビで大谷・由伸の試合を。由伸くんは身体は、僕とそれほど変わらない背丈ですが 凄いなあ。大谷くんが凄いのは 身体も大きいけど 170cmちょっとでも世界で活躍出来るのは本当に。

で 静かですが

・Chateau L’Arrosee’97 St Emilion

レストラン経営で保護司かあ。立派な方だなあ、とは言えなあ 正直世界観がなあ。中々、自身との世界観が大きく異なる方とは接点は持ちたくはないもので。接客業であっても自ずとそのような顧客層になっていくものなので。非常に少数な世界観でもありますが・・・・・。

このところ’97って機会が ぼちぼちと。妙齢なお年頃なのかもしれない?が 個人的には そうだなあ 比較的色々なシーンでの抜栓が可能だった為 テイスティングの機会も少なくは無く印象もはっきりと明確だったかと。まあ、イタリアが全土的にポジティブなイメージで ボルドーが やや難しくグラス・アイテムでもトライしやすい 格付けシャトーでも どんどん抜栓しよう!そんなイメージで。ブルゴーニュは、優良ながらも やや地味なイメージで まあ当たり前ですが そんなに沢山の機会は無いものの 何となく’98の機会が多かった為か 印象が強くないのも個人的なものかな?

そう言ったイメージを覆す 機会もこのところ?ですが、このクラシックな サンテミリヨンのグラン・クリュは 綺麗にしなやかに熟れている。この辺りから ややモダンな大ぶりなガラージ・ワインが出回り始めるのですが このシャトーも近年は変化を免れてはいない様子。ですが、この時点では 個人的には ほっとするメルローの やや青いニュアンスからバランスの取れた ほろ苦いビターな味わいへと複雑な香味へとバランスが取れ。

20代後半か、この世代から 上質ワインを丁寧に説明を受けながらの機会が有られるのは とても素敵なことだと思われる。改めて、このヴィンテージは 多岐なエリアからの手持ちが有るので是非とも お勧めしたいのですが!

Sommelier R.Imamura