Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'79の晩

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本日は、ランニングを。昨夜も少しだけ早く帰宅させていただいたので、朝も早く起きてからの所用をこなせるだけこなして。他愛もないことの作業ばかりですが、まあ誰かがしなければならないことなので。試験期間に突入した次男は早い帰宅で ごそごそと庭で作業しておりましたが、その横でトライアンフのエンジンを掛けて暫しの気分転換も。丁度良い気候になりましたな。

で ヴィンテージ’79の晩は

・Boizel Joyau de France’79

・Chateau Calon Segur’79 St Estephe

連夜のお越しにこれもまた感謝いたします。

ご連絡はいただけなかったので、油断しまくっておりましたが 大切なご接待の流れなのに申し訳ない限りです・・・・・・。

今宵は赤ワインを!とのお言葉に カベルネ・ソーヴィニヨン?ジュヴレ・シャンベルタン?中々決め手に欠けておりましたので、こちらからの選択は躊躇ですので お任せする次第でしたが それまでにシャンパーニュを。この’79は今回の特集の中でも このヴィンテージでキュヴェとなりますと 幾らかお買い得感が有ったとも思います。そこを目ざとくと言うか 流石の選択で 今宵の流れになりました。

コルクがねえ、滑ると言うか 折れるような感覚を得ていたのですが これもまた油断に繋がり久々に ポンっと音の出てしまう抜栓に。それにしても このオールドで外観も中々の経年の状態でまさか そこまでの泡の元気さが残っているとは思っていなかったのが、浅はかな判断で。

とは言え、極上のシャンパーニュで しっかりの熟成感ながらも生き生きとした果実のポテンシャルに こう言ったオールド・シャンパーニュの世界にも引きずり込ませていただく?と言いますか。

そして、赤ワインの前に葉巻の着火へと。ポール・ラガーニャ、ハバナシガーの枯渇は変わらない展開ですが まあ贅沢な瞬間もよろしいかと。

選択肢を5種ほどお持ちしましたが、叶うな限りの’79では如何かな?と。とは言えですが、このハートのエチケットも久々の抜栓でしたが 男性陣お三方へのお勧めは おそらくは初めての機会かと。

コルクはね、残り5mmが今回も。ですが、ずっしりとコルクに浸透する赤ワインの重みが感じられ この時代のコルクの質も素晴らしく40年以上の時の重みもまた。

丁度、この手のボルドーの赤ワインが美味しく感じられるよな。そんな涼しさの晩で、状態も素晴らしく デキャンタージュは為さずに まま大ぶりのグラスであっと言う間に。ほろにがの 大人の味わいで3級とは言え その存在を最愛と言わせしめた品質は流石の一言かと。連夜のお越しにお疲れ様でした、無事 お勤めへの新幹線にお乗りになられたことかと?

Sommelier R.Imamura