Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Revolution Francaise'82

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本日は、ランニングに。台風前の生ぬるい空気でしたが、久々に二日酔い気味ながらも ポテポテと。その後は、玄関周りとベランダの植物と バイク2台を被害に合わないように対策を。本当に汗だくでしたが、兎に角 今夜から明日に掛けて無事通過してくれることを。丁度今 激しい雨が祇園街でも地面を叩きつけております。今回は、本当に大きな渦かもしれないです・・・・・。

で やはりねえ 兎に角 営業し続けることが重要なのは本音で

・Gosset Bicentenaire de la Revolution Francaise Brut’82

・Veuve Clicquot Ponsardin Carte d’Or Brut’73

まあ お盆の期間で また台風の影響も有り 致し方ないのかなあ?と心折れながらも 縁でも運でも どちらでも構わないのですが 兎に角 福岡からの新たな出逢いに感謝したく。珍しく ドアノッカーを叩かれたのでお出迎えに行こうか!と。

ややお若いカップルでしたので、お手柔らかに?のスタートでしたが ゆっくりとやり取り出来たことと お連れの女性の”ここに行ってみよう!”とおっしゃっていただいた事も またこれも有難く。

お腹いっぱいなんだ!とのお言葉に ままシャンパーニュをグラスで取りあえず でしたが この後に カリフォルニアの赤と オールド・シャンパーニュx2に 貴腐ワインまで 紫煙もx3でしたので まあ酔いますわな。

今回は取りあえず 極上のオールド・シャンパーニュを2本について。

赤ワインについては やや思惑通りとは行かなかったものの 流石の銘柄に味わいの変化も感じていただけ お話の流れで シャンパーニュへと。

ヴィンテージ’87の歯科医の方でしたが、どうやら和食の3星に行かれていたようで その流れで向かいのラーメン屋さんを目指していたようですが お腹いっぱいで時間潰しのようなご利用ながらも結局は3:00まで。

初対面ながらも相性が合いますと 色々とお話は尽きないものです。ある意味男気のセレクトに この初テイスティングのゴッセの ヴィセンテナーレ・レヴォリューション・フランセーズ。ルイ16世の肖像画が裏ラベルに描かれております。フランス革命200周年記念のボトルになりますか。まあ、特別ボトルなので 初テイスティングなのも致し方なく。ですので 訳あってこちらをセレクトしていただけ極上のオールド・シャンパーニュでしたが このところの’82のシャンパーニュにしては やや若さを感じる色調に これもまたある意味のポテンシャルの高さを。とは言え、いきなりの’70年代よりも 先ずはこの’82からの一般的には十分な飲み頃にあたりかと。とろとろの蜜のニュアンスではないものの 爽やかさも残しながらも熟れた花梨の味わいに 饒舌になっていくのが解ります。

まだまだ飲み足りないご様子に もう1本 シャンパーニュを加えますかと 間違えないオールドの’73のヴーヴ・クリコのカルト・ドールを。明らかに こちらの50年の時を経た儚げな泡のほうが 個人的には。勿論ね グランダムの存在もですが このヴィンテージでも これだけしっかりと蜜の味わいを蓄えて濃密な構造を残すシャンパーニュの 女王は流石の一言で。だからこそ 何度もこのクリコの’73はトライしてしまうのも致し方なく!

Sommelier R.Imamura