Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'63

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本日は、ランニングを。その後は、当たり前のようにベランダプールに。完全に梅雨明けですな。

出勤直前に真っ黒に日焼けした 次男が帰宅して しばしの会話は 夏の大会の1回戦負けの報告を。いち早くネットニュースで知ってはおりましたが、まま相手は 多少は強豪校のランクですのである程度は結果は致し方ない。ただ、1年坊が偉そうに先輩や監督を侮った表現もしてましたが ピッチャーが頑張っていたようで少し穏やかながらも興奮した様子で饒舌に。甲子園などのレベルでは無いものの ほぼほぼ勉強もしていない様子ですが、まあ野球に取り組む姿も悪くはないことかと。来年は、応援に出向こうと思える状況になることを心より希望します。

で 凄まじい観光の方々ですが 残念ながら・・・・・

・Recioto della Valpolicella Classico Superiore Amarone’63 Bertani

若い子たちの夏の思い出には祭りは理解出来ますが・・・・・。

凄まじい人の波ですが、今年は特に海外の方々が。正直、暑いし 多少湿度が下がったのは幸いですが。

今年は想定よりは八坂神社さんへと向かう方々もおられるのだな?と。まあ大半は烏丸界隈なのですが、ビルの前でワイン売ったろうか?駄目なんだろうなあ・・・・・。

とは言え、今朝の帰宅時から 四条通のゴミ箱はペットボトルが溢れ。始発の電車は、ふと 車両を移動する方が10人ほどおられ 駅員さんがゴミ袋を抱えて。久々に電車内での嘔吐を見ましたが、若者の ままこれもまた経験なのかもしれませんが恥ずかしかっただろうな。

今日の出勤時も、警察の方とやりあっておられる方々に おそらくは新品のサンダルで靴連れした女の子にバンドエイドを張る彼氏の姿は微笑ましい姿でしたが レンタル着物の着崩れした姿で 熱中症になりそうなほどの 男の子と喧嘩する彼女と一緒にエレベーターには乗りたくないよな・・・・・。

まま、これだけ暑いとなあ。素敵な思い出も沢山出来るでしょうが 大きなトラブルを抱える方も決して少なくはないのでは?と まあ 一通りそんな経験もしたおじさんは思います。

画像は、やっと届きました。のヴィンテージ’63で。本当にこのヴィンテージは最近は見つかりません・・・・・。しかも難しい。事実、前回の抜栓は 多分5年前ほどで ボルドーの2級の シャトー・コスデュステュルネルでしたが ご臨終でした。

とは言え、このアマローネ おそらく中身は大丈夫だろうと。確か数年前にリリースされていたような記憶がありました。イタリアのヴェネト州の希葡萄を収穫後 影干してしあげるアマローネと言う 人気と品質の高い銘柄です。まあ、ですので一般的には 貴腐ワインのようなスタイルの醸造になるのですが これがひと悶着で。

リストには この前の レチョート と言う記載は無かったのですが。これねえ、駒っとことに 今の手持ちには全て記載されているのです。僕のソムリエ試験の時代には、このレチョートって甘口ワインですよ!これ試験に出ます!みたいな記憶が鮮明にあるのですが、ただねえ イタリア人のことと まあ企画が変わったこともあるのかもしれません 明確にその基準がこの時代は無かったとのコメント と記載もあるのですが 僕が知る限りでは ’90年代には既にレチョートの記載はないアマローネが大半で寧ろレチョートを見かけることの方が少ないのでは?まあ辛口ブームでもあったので 当たり前かもですが。

残念ながら’70年代’80年代のアマローネの記憶もほぼ無く ワイン商のイタリアの専門の方では おそらく辛口で間違えないだろうとのこと。とは言え果実酒なので 甘みをどうとらえるかとも言えますが。

ですが、とは言え 1本はご売約なので もしおられましたらヴィンテージ’63にご興味の方は如何でしょうか?ヨーロッパ全土的に作柄は難しく ここにきて見つけることが中々な時代です。とは言え、異常な価格でのDRCは最近も幾つか見かけましたが。

ちなみに、下の画像は生産者の異なるアマローネです。全てしっかりとレチョートの記載有りですが、’79’79’74と これもねえ 興味深い。

Sommelier R.Imamura

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