Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージNV'05'72

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本日は、ランニングを。そして、その後はトライアンフに 気持ちよくです。丁度良い気温で 近所を流すには贅沢な。伏見稲荷の界隈も相変わらずの観光の方々ですが、少しづつ街並みの変化も止まりません。

そして、昨日までの雨で病気が気になる庭とベランダのイングリッシュ・ローズのハーベストと言いますか 葉を落として蔓延予防と細かい選定を。正に華盛りなのですが、赤・ピンク・朱・黄・白・紫と鮮やかな季節かと。

で 忘れかけておりました抜栓で

・Sauvignon Blanc’05 Cloudy Bay

・Mercurey’72 Emile Voarick

・Daniel Hulin et Fils Grand Cru Brut

ほんの僅かな掛け違いで僕のようなスモール・ビジネスは良くも悪くも変わってしまいます。今宵も東京からのムッシュですが、前回とは異なり 料理人さんを。丁度良いタイミングでしたのでヴィンテージ’74のブルゴーニュシャンパーニュの入荷のセールスもこなせました。何れにしても美食を楽しまれての 京都にお泊りの流れが有られることでの僕のカウンターのご利用に。だからなあ、ある程度の観光の方々は致し方ないもののオーバーツーリズムは やはり管理をしていただきたい!日本人の京都へのリピーターが来られなくなるのは 問題かと。海外の方々は、限られた機会しかないですよ!一度だけではなく 何度も通いたくなるようなビジネスにも後押しをしていただきたく!

ニュージーランドソーヴィニヨン・ブランからのブラインドにて。ヴィンテージが今回も’05とは思えないクリーンな状態で やはりスクリューは?ですが、温度の上昇とともに甘みのふくらみが顕著で 上質な造り手の手腕がはっきりと感じられます。

’74のメルキュレイも選択肢でしたが、’72も並ぶと ここになりますわな・・・。

前回もヴィンテージ’72でした、が クロ・ヴジョでしたので 明らかにそのステージは異なりますが まま おっさん3人ですので十分かと。コルクは、やや進んだ香りながらも 甘みが残り余韻の閉じこもり具合からも 徐々に昇華することが想定出来るもので。まあ、勿論前回のグラン・クリュとは 立ち位置が異なるのはご理解の上での飲み込みに このあたりの’72’73’74も 十分楽しめる段階かと。

〆はシャンパーニュを。NVですが、おそらく’90年代の熟成もので これもまた素晴らしく熟れており 明日の仕込みが気になられる料理人さんも結局3本のとても楽しき話題の尽きない晩に堪能いたしました。とは言え、シンガポールか・・・・・となれば寂しくなりますが とは言え夢を追ってステップアップされることには頭が下がります。後何度 ご一緒させていただけますか しっかりと楽しみたいものです。

さあ、月末に向かって 続いていただきたいものと心より。お待ちしております。

Sommelier R.Imamura