Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'05'93'85'85'66

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本日は、ランニングを。久々に飲み込んだので、やや足取りは重たかったものの お天気も良く 気持ち良い汗を。併せて その後の半身浴で また今夜も乗り切ります!

で 昨夜の素晴らしきワインとシャンパーニュ

・Bourgogne Grand Ordinere’05 Leroy

・Pommard Cuvee La Pierre du Roy’93 Louis Violland

・Auxey Duresses Le Val’85 Robert Doucet

・Gerard Dubois Brut Tradition’85

・Canard Duchene Imperial Star’66

本当に楽しき晩でした。後半は・・・・・。

前半がねえ、まあ 今までのルーズな営業スタイルの問題点かもしれませんが どうかなあ?こう言ったことが有ると やはりお受入れを考えてしまう。ジェンダーで色々とおっしゃられますが やはり そこは避けては通れません!場合によっては お一人での女性のご来店はお断りするかもしれません 今後は。勿論、これまでの顧客の皆様に関しては その括りではございませんが。後は、基本はバイ・ザ・グラスは1杯¥3,000-と言う点もご理解ください。

切り替えまして、中盤のお電話はいつものムッシュから。今宵はヴィンテージ’93の方を引き連れてのお電話でしたが、珍しく男性で。噂のシェフのようで若いのに素晴らしい向上心に 楽しきお時間でした。

偉そうかもしれませんが、この手の能力がソムリエには必要な部分かと。お持ち込みで抜栓させていただいた’05のルロワのグラン・オルディネール。コルクが、若い割には緩い感触だったんですが まま無事の抜栓でしたが テイスティングの香りを嗅ぐだけで ああ おそらく?でした。飲まずにそのままゲストのお二人にも注がせていただきましたが、やはり結局飲み込むと おそらくは問題の管理状態で熱が入ったボトルだろうと。中盤の味わいが抜けており余韻もほぼほぼ。シェフには、やや難しい経験だったかもしれませんが ソムリエとしては色々な経験や知識 タイトルなども必要でしょうが健全なワインをテイスティングした上でのご提供が必須です。その察知能力も。

仕切り直しはイタリアも選択肢でしたが、結局ブルゴーニュに。ヴィンテージ’93のルイ・ヴィオランのポマール、開けたては、一般的には綺麗な熟れ具合ながらも 僕たちには やや硬い。ですが、中盤からしっかりと果実の塊で。

テイスティングのこの ロベール・デュセ。もっと仕入れておくんだった。簡素なエチケットながらも、素晴らしく優美な熟成感は やはり’85のなせる業。オーセ・デュレスでも この質感だと もう1本の手持ちのアロースは、より期待出来るかも。

止まらずシャンパーニュに。ブラインドで前回のトラブルにもめげずの’85括りで。やや、その熟成感に疑問点も有る中で ブルゴーニュからの流れがよかったのかもしれない。泡の質感は、ほぼほぼ失われているものの 色調はやや淡く味わいもヴォリューム感には希薄さはあるものの 柔らかい味わいに 紫煙を求める段階へ。

〆は’66へと。ハーフボトルのカナール・ドシェーヌ。流石のもう1ランク上の極上のヴィンテージの’66は 琥珀色に輝き 退廃的な味わいは否めません。はあ、おっさん3人で贅沢な時間でしたが これだからやめられない 素晴らしきワインとコミュニケーションの大切さかと!

Sommelier R.Imamura

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