Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'93'89'87

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本日は、しっかりと睡眠時間を取りすぎた。それでも、早起きして 筋トレと ランニングをこなした。お正月以来の休息を取れましたので、時間が少し出来たので。それと昨夜は久々の外食を楽しんだので、そのカロリー分を消費する為にも。

実は昨夜は肝臓に疲労感があったのも事実ですが、昨年の12月から一人暮らしを始めた長男の住居と環境を妻にも見せるために爆走しました。ほぼほぼ連絡がつかない彼のことも心配なのですが、まま 若いころはそんなものなのかもしれません。僕自身も両親には不義理にしたことも多くの反省点がありますが その頃には解らないものです。なので、兎に角 彼のことをもう少しゆっくりと見つめることも。なので、こっそりと彼のところに車を走らせて 予想通りの不在でしたが 実は僕自身もホテルマン時代に住んでいた大阪のディープエリアに懐かしさもありましたが 意外に建て替え等で近隣は綺麗になっていましたが 昨年末も殺傷事件は有ったエリアですので。

そして帰宅時に久々に大阪での焼き肉屋さんに入り。街の焼き肉屋さん!と言う印象でしたが とても美味で久々にお腹いっぱいまでご注文を。まあ、ほぼほぼタンパク質ですので ありか。この界隈は、焼き肉屋さんも沢山有られるのは 街並みに理由もですが。

で 一昨日の酔いどれは

・Savigny Les Beaune Les Lavieres’89 Roche de Bellene

・Barbaresco’87 Produttori del Barbaresco

・Cabreo Chardonnay La Pietra’93 Ruffino

JCさんの最終日のような流れは、残念ながら今年はご縁がなかったような展開に 気持ちは下がってしまい・・・・・。

ですが、夜半に後輩のソムリエさんからのお電話に 何となくのストレス解消のような飲み会のていに。

機会が合えば、この’87は飲ませてあげよう!との思惑はありましたが、彼自身のキャリアとして 僕のところに来る際にはブルゴーニュを飲みたい!との思惑が有るのも重々理解はしているので 一気に2本のボトルを抜栓することが より理解する機会が得られます。幾分贅沢ではありますが、その効果は やはり後半に明らかに。

後は、色々な思惑はありますが 僕自身も機会が有れば若手の後輩のソムリエさんには投資をしてきた思いも少しだけ。彼は中々上手に持ち上げてくれましたが 今回のバルバレスコの抜栓、ソムリエナイフが上がり辛い場合は 最近は直ぐにコルク挟みのタイプに道具を変えます。まま、単純な挟むだけのタイプですが 幾分コルクに傷は付きますが この判断を彼は見ていて そこに話題が進む辺りは 良く見てるな!と。

熟成を経て華やかさを帯びたネッビオーロですが、柔らかい口当たりと華やかな香りに余韻のタンニンの骨格の残り具合が持ち味です。ただ、この硬さがどの程度なのかで よりエレガンスが見え隠れいたします。

また、もう1本のブルゴーニュはヴィンテージ’89ですが リコルクものです。とは言え、リコルク後も数年の熟成を経ておりますので 徐々にその姿は’89らしさを十分に帯びてきております。開けたては、やや硬いのは リコルクの所以で お互いの姿は1時間後くらいに 好みが分かれるものに。どちらも十分に素晴らしいものですが、個人的には 優雅なサヴィニーが よりその素性を開かせていたような。

〆は、白ワインのリクエストに これで残すところ1本になってしまったルッフィーノのシャルドネ’93を。既に紫煙も我慢出来ずに上げておりましたので、ここからがエンジンがしっかりでしたが どうも若者たちは このあたりで十分だったようです。まま、僕もその後は仮眠をしましたので そんなものでしょうが 彼らはもうちょっとチャンスを得そこなったかな?またまた、お待ちしております。

Sommelier R.Imamura