Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージNV'89'83

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本日は、相変わらずの慌ただしさで。たった数日だったのですがね、やはり 50も目前になりますと体力は落ちているのでしょうか?昨夜は、1本だけで 時間帯的には早くタクシーさんにて帰宅を。左眉にできものが出来、嫌な予感は起床時に明らかに腫れており 色々な疲労を感じましたが とは言え午前中には起床してランニングをこなし。その後は、愛犬のトリミングに連れて行き 店舗に灯油を。帰宅して昼食をいただき またまた引き取りに。そして、半身浴をこなしてからの出勤になりました。

まま、予定通りに一応は動けたので 満足感ではありますが お世話になるトリミングサロンさん 予約が予定通りに取れません!明らかに人手不足ですが、何処か探すべきか・・・・・・。

で 1日遅れのこの書き込みも 現状2日遅れになっておりますが

・Berlucchi Cuvee Imperiale Max Rose NV

・Ridge Cabernet Bedford Mountain’89

・Beaune Les Teurons’83 Jacques Germains

何かね、ラーメンに¥2,000-か。まあ、定価¥700-のものに¥2,000-払う必要は無いと思う。王様遊びをしたいなら どうぞ!ちなみに 僕のカウンターでも釣りはいらん!の方はおられますが。何れにしても原価率を鑑みてお値付けをするのは当たり前で値上げ出来ないのはおかしい!勿論、顧客の問題はありますが ボランティアではないのだから。じゃないと ただの資金力があるところ だけが勝ち残るだけだから。個人的には、むしろ ほぼほぼ横流しのワイン商の方の方が 暴利のような気もしますが。勿論、自社でワインをお探しになられての僕のお付き合いを為しているワイン商の方々は異なりますが。現行ヴィンテージで やりすぎは・・・・・・。

連夜のお越しのご夫婦は、ご満足いただけただろうか?まあ、出来る限りのセレクトをこの晩も。

折角来ているのだから 僕のカウンターではフランスを飲みたい!は奥様ですが、今宵もイタリアからのスタートで。ですがこれもまた興味深いコルクの状態では?

NVのベルルッチのロゼですが、どうやら’80年代のデゴルジュもので 明らかに熟れた味わいと香りは 正にヴィンテージ・シャンパーニュの熟成のそれで。中々、この手のボトルも手には入りませんが 見つかれば仕入れたいものです。知っていればお値打ちで 知らなければ ただの売れ残り?かもしれませんが。

ヴィンテージ’89のリッジ、カリフォルニアのワインを現地でインポートされている彼らでも 中々吞み込める機会は限りなく少ない希少な生産者の熟成で。コロナ禍以降は中々お越しいただけなくなった方々へのターゲットではありましたが これもまた 意味ある方々への元へ。流石のカベルネです、リリース時は正直 裾もののキュヴェでしたでしょうが 熟成を経て その真価を発揮する カリフォルニアの括りでは表現できない繊細なボルドースタイルかと。

〆になりましたが、ジャック・ジェルマンを。何度もですが、ややネガティブな存在でもある生産者ですが 個人的には訪問も経て ボーヌのエリアでは最も安心感のある また切ないほど 支持したいボトルで。しかも、トゥーロンとなりますと 彼らにとってもフラッグシップだろう。過度に甘みを求める訳ではなく 柔らかい果実味のジューシーさは 何時もながらの ほっこりとさせられる。懐かしいドメーヌの建物が描かれるエチケットに更に切なさも。

Sommelier R.Imamura