Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'98'96'95'83'66

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本日は、ジョギングを。ですが、少し疲れがたまっているのか当たり前ですがお昼ごろまで目が覚めず。時間を増やしたい睡眠時間ですが、相変わらずです。

そして、今日は テナントビルの大家さんらが施工に。窓枠の隙間風が凄いのです、ガムテープで応急してますが 何とも貧乏くさいので。半身浴をこなしてから急ぎ店舗に。まま、完全な解決にはならないでしょうが・・・・・。

また、早くもテナントの2階のスムージー屋さんの撤退が決まったようです。まあな、中々難しいよな。野心を持たれての祇園街への出店だったでしょうが、タイミングも良くは無かったでしょうか。明日は我が身で改めて頑張らなければ。

で 昨夜の素晴らしきヴィンテージは

・Andre Beaufort Brut’96

・Chardonnay’98 Phalmeyer Napa Valley

・Gigondas’83 Paul Jaboulet Aine

・Chateauneuf du Pape Les Cedree’66 Paul Jaboulet Aine

・Bourgogne Pinot Noir’95 Michel Lafarge

ご予約をいただけており、ご準備は万全!でしたが 思惑通りには行かないのがご接待です。思惑は、幾分でしたが とは言え結果的には素晴らしく これまた素晴らしき晩になり。

コロナ禍の再会?の影響でクラブさんでのご予定が僕のカウンターに変更になったのも有難い限りですが、出来ましたら今後もこの流れで如何でしょうか?

予定にもあった アンドレ・ボーフォールの’96。探していた’96のヴィンテージ・シャンパーニュもあっという間に抜栓で。ですが、やはり素晴らしき熟成を経ており この小さなメゾンも人気が出ており市場に枯渇ですが ピュアな果実味が彼らしく。

ここからが予定外なのですが、カリフォルニアのシャルドネを。希少な’98のパルメイヤー、使い古された台詞は もう使用できなかったものの ままこれまた素晴らしき粗目の余韻に この造り手のシャルドネは、当然ながら極上です。

これは予定のジゴンダス、ヴィンテージ’83のこのアペラシオンは非常に稀有で 正直中々見かけません。これも まだまだ若さすらですが美しく熟れたローヌの世界感はこの季節には本当に美味です。ブルゴーニュにも負けない味わいに止まりません。

ひょんなことから紫煙を上げることになられ これまた話題も多岐に渡り これがまさしく大人の世界なのですが 失礼がなかったことを祈りますが 何時もながらの病気自慢も。

そして、’66のシャトーヌフに至ります。完全に当初のご予算などもう どうしようもなくですが ’66の方がおられたことと この流れはソムリエ冥利に。

アタックの ややひねた香りに騙されてはいけません、ぐんぐん上がってくる果実のパワーに改めて評価を上げるシャトーヌフ。甘く複雑なスパイスにナツメグのニュアンスは 溜息かと。

お疲れ様ではありましたが、またまた これに懲りずに葉巻も更にご準備をいたしますので。

そして、〆はブルゴーニュも。ラファルジュのACですが、これもまた ほっこりとしてしまう。十分な飲み頃で流石の優良な南のエリアのドメーヌで、曇りのないピノ・ノワールの姿はこれはこれで やはり美しい。

ですが、おっさん5人で 華の無い時間ながらも 素敵な正に公教のワインをお出しするべく晩でした。

Sommelier R.Imamura