Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'03'59

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本日は、筋トレを。なのですが、その前に予定がありました。

10:00にはスタートしなければならなかったので、少し酔いは残っているような?でしたが義理の父の送迎を。ひょっとしたらこれが最後かもしれない送迎でしたが、丁度 この12月からお世話になることが出来るホームが見つかりましたので。

この8年ほどは、独り暮らしで そろそろ色々な問題も出始めておりましたので の判断でしたが 長いことお世話になった住処にお礼を?の印象でしたが どうやら違ったようです。妻から聞き そうだったのか?と やや驚きましたが年を取ると言うことはそんなことなのだろうと。

そしてその後もバタバタと愛犬のトリミングなど 12月の初日から正に師走の印象で。

で 昨夜のこちらも久方ぶりの

・Audrey et Christian Binner Pinot Noir Cuvee Excellence’03

・Chateau Cantenac Brown’59 Margaux

コロナ禍は完全に敬遠されていたそうです。京都にも来られていたそうですが、ご連絡をいただけていなかったので・・・・・。

まま、その間にご結婚に お子様も。目出度い限りです、また 少しウエイトも増えておられるような?でしたが しばらくぶりの こちらも話題の尽きない晩に。

プライヴェーとだと こう言ったスタイルのものも選ばれるのも興味深いもので。アルザスのある種の自然派を謳う生産者のビネール、現行のドメーヌ名には抜かれている名称も有るのはご愛嬌ですが この’03のキュヴェ・エクスレンス そう恐ろしいアルコール度なのです。焼けた年と言う’03とは言え アルザスで16.8%のピノ・ノワールだとは。正直、忘れておりました 先日のゲストのコメントに思い出しましたが こちらがご興味を持たれ。この生産者のピノ・ノワールは例えば’01のマグナムなどが僕には印象的でしたが 明らかにスタイルは異なる 乱暴に言ってしまえばカリフォルニア的で かなり豊満なスタイルにアルザスのイメージを覆すものでも。熟成もゆっくりと進んでおり 酸は穏やかなものの稀有なスタイルのこのビネールの特別なキュヴェは 何時かまた出逢いたいものでも。

紫煙がやめられない流れで ボルドーの熟成も。ヴィンテージ’59は偉大なボルドーの作柄で マルゴー村の格付けシャトーのカントナック・ブラウン 流石の熟れ方で無花果のコンフィチュールのような甘い味わいは優雅な しなやかさを帯びており 深夜にはやはりオールド・ボルドーはフィネスかと。

ささ、今夜は寝れない晩になりそうです。オーストラリアに続け!

Sommelier R.Imamura