Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

万遍なく世界のワインが

本日のお昼は、お世話になる医療機器メーカーの社長さんからのご依頼のワインを出荷を。
今回は、偶にあるのですがホテルさんでの内見会で使用されるワインを持ち込みと言う形で。持ち込み料を払われても、僕がお渡しするワインの銘柄やヴィンテージに於いてはコスト・ダウンが計れることが最大の理由でしょう。特にほぼ横流しの価格でお渡しするボランジェのスペシャル・キュヴェはおそらく国内最安値では?
まま、それでもボランジェX24にルイ・ラトゥールのボーヌ・ブランなどの白をX12、赤はランシュ・バージュのセカンドの’97などでX24ですので意外に数字は大きくなります。まま、通常営業に比べると利益はかなり薄くはなりますが。
で昨夜の銘醸ワインは
・Chardonnay’95 Pipers Brook Vineyard
・Chateau Camensac’96 Haut Medoc
・Schoenenbourg’99 Marcel Deiss
・Gevrey Chambertin’83 Antonin Rodet
・Pinot Noir ”Isabelle”’00 Au Bon Climat
・Saint Joseph Le Grand Pompee’85 Paul Jaboulet Aine
長い長い晩に。何時もの芸妓さんが都をどり後の充電旅行から帰ってこられ早い時間から。意外に御客様を呼ぶ福の神には今宵は、成りませんでしたが結局飲み友達に。
期待のタスマニアシャルドネは、ややぼんやりと。赤の方が得意なのかな?そんな印象も、デキャンタージュの必要性も感じさせ。
ほぼ貸し切りにもなりましたが、カマンサックをあてにシガーを燻らせに。ロータリーのお話で激論に成られていましたが。
月初めのMRさんですが、やっとお越しに。お忙しいのでしょう、今宵もご接待後に。こちらもシガーを切望される形で。
添えられるワインは、アルザスの鬼才のダイスを。グラン・クリュのシュネンブール’99。人気の彼の熟成は中々見かけなくなりました。伸びやかな甘みはやはり彼の特徴。紫煙と共に贅沢なリラクゼーション。
ワイン・ダイアリーなるサイトの書き込みの為のご来店のマダム。1つ星の御主人も合流され、ロデのジュヴレの熟成から。前回のボトルよりも落ち着きを見せており、儚げなピノ・ノワールの繊細な世界観を。
2本目は逆にたっぷりのイザベルを。凝縮したイチゴのジャムは、これもまたピノ・ノワールの豊満な姿。
〆は久々の海外からのあのムッシュ。安堵もいたしました、原発の影響も感じますが今後も。
ジャブレの偉大なサン・ジョセフの熟成。熟成した香りの華やかさの裏に残るムスクの獣香が、やはりローヌの優雅な姿を見せつけまう。お好みも変わられない何時も通りのお元気な姿に心落ち着かされました。

        Sommelier R.Imamura