Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

アルザス

またまた時代祭りの最中ながらもお休みをいただいてしまいました。朝からのある講習会に参加しなければならなく一日仕事に。商工会議所にて行われた関係で日頃からお世話になる鰻割烹まえはらさんに甘えてしまいミニをガレージに停めさせていただき。その上お昼をいただきに伺ってしまい。
今回はかなり久々なのですが、一人で食事をすることも普段無く。仕事中のまかないは一人ですが。その為コースでいただくのも大袈裟なので白焼きのセットを。付きだしに白焼きを半尾、ご飯に赤だしとお漬物そしてデザートとシンプルながらもそれで¥1,800−は十分すぎる内容かと。まあ、普段からとしては少し贅沢ではありますが美味しいものに於いては当然な感覚も。
何せ個人的にはグラスワイン1杯でもこの価格をいただく機会は十分考えられるので、やはりその分料理人さんのご苦労はそれはそれは。
さて、そんな何だか良く解からないお休みでしたが一昨日の営業ももうひつこいようですが難しく。月末になりますが、今月はお支払いに震えながらも。
・Edelzwicker Cuvee Beatrice’99 Audrey et Christian Binner
連日のご利用のムッシュにこれまたの感謝ですが、オーパスは若すぎたね!との同意見に今宵は優しい白ワインのリクエストを。ご職業柄時代祭りの兼ね合いも有られるようで次の日の朝からの予定もたてられており、30分程度のお付き合いにはなりましたがすみませんグラスでは帰してあげるわけにはいきませんでしたのでビネールの自然な甘みが楽しめるベアトリスを。
やや熟成も進み甘みと酸が微妙に溶け込んでおり、パワフルなアルコール感を肝臓に流し込んだ二人には今宵優しく包み込まれる味わいで。このビネールは以前もピノノワールの染み入る果実味に記憶を留めていただいたご常連さんも多く白の出来にも反応していただければ、と言うのも本音です。
久々のアルザスにほっこりさせられましたが、心中はほっこりしている場合ではございません。月末、がんばりましょう。

           Sommelier R.Imamura